絵本「むしプロ」のあらすじの紹介と評価

評価

息子：☆☆☆
ママ：☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

本絵本は、私が大好きな山本孝さんの絵本から、今の季節に合った絵本として選ばせていただきました。

ママの感想

真夏の「オオクヌギスタジアム」で、今年も「虫プロ」が開催されることになりました！　虫プロは、カブトムシとクワガタのチーム戦で争われます。

本絵本は、とても楽しいお話でした。特に、最近、「虫」に興味を持つようになった息子はカブトムシもクワガタも大好きだったようで、とても興味を持ってお話を聞いてくれました。本絵本には、さまざまな種類のカブトムシとクワガタが登場します。すると…いつの間にか、息子は昆虫図鑑で学んだそうで、「このカブトムシ、知ってる！」、「××なクワガタもいるんだよ！」などと、カブトムシ＆クワガタに関する知識を披露してくれました。相変わらず、虫が苦手な私が昆虫図鑑を自ら見ることはないので、いつの間にか知識を身に着けていた息子には、「へぇー」と親バカながら感心してしまいました。そして、「そうなんだー」と相槌を打ちつつ、息子のカブトムシ＆クワガタ知識を聞いていました。

しかし、我が家にはもう一人、話したがりの昆虫博士がいました！　息子が喜々として話しているところに、割って入るように自分の知識を披露したがる娘。本絵本の場外で、息子と娘の「カブトムシ＆クワガタ知識プロレス」が繰り広げられていました（笑）　ママとしては、実況をすることもなく、ひたすら静かな観戦に努めさせてもらいました。

なお、本絵本の文章は、私には種を特定できなかった虫による実況として書かれていました。そのため、非常に読みやすい文章、かつ、リズム感のある魅力的な文章でした。私はすっかり、実況者になりきった気分で本絵本を読ませていただきました。

以前、『オニのサラリーマン じごく・ごくらく運動会』を読ませていただいた際に、「アナウンスを読むのはおもしろかった」と思いましたが…うまい下手は別として、「私は意外と何かを読む仕事が向いていたのかも？」と「好きなものと仕事を結びつける」という昨今の考え方に染まりつつあるためか、「今さら何を言っているのだろう」と突っ込みどころしかないことを考えてしまいました。。「そもそも、そういうことではない」と言われそうですが…ただ、このような実況やアナウンス形式で書かれた絵本を、「もう少し読みたい」と思いました。どうせなら、息子と娘の場外プロレスも実況をしたほうが良かった気がしてきました…

上記のとおり、とても楽しく読ませていただいた本絵本でしたが、何より、後半の展開が予想外過ぎておもしろかったです！　「なるほどー、そうきたか」と上から目線の感想を持たせていただいた本絵本には、本当に言うことはありません。兎に角、おもしろかったです！

本絵本は、カブトムシとクワガタのチーム戦で争われるプロレスを見守るとても楽しいお話でした。「どっちが勝つか」予想をしながら読んでもおもしろいと思います。なお、本絵本については、息子がたくさんの「カブトムシとクワガタに関する知識」を披露してくれたので、それをもって「はなし」とすることにしました。備忘録として記載をしておきます。

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