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絵本「カップねこ」のあらすじの紹介と評価


評価

息子:☆☆
ママ:☆☆☆

読んだ目的/きっかけ

本絵本は、地元の図書館のHPで「新着図書」のページを見ていた際に見つけました。本絵本の作者が、我が家で大人気(?)の『やきざかなののろい』の作者・塚本やすしさんだったことから、「これは!」と思い、その場で予約をさせていただきました。

ママの感想

しんちゃんのお家にある「カップねこ」。「カップねこ」は、お湯を入れて3分待つと…カップに書かれた「ねこ」ができあがります!

本絵本は、娘と私にとって、とてもとても魅力的な絵本でした。上記のとおり、「カップねこ」は、お湯を入れて待つだけで、かわいらしいねこができあがります! しかも、そのねこは、小さくてかわいい! ちょっとくらい暴れても大丈夫! さらには、3分経つと「小さくなってもとのカップに戻る」そうです。

私にとって「カップねこ」は、とても便利で手軽な「プチペット」のような存在にしか見えませんでした。「カップねこ」は、たまごっちよりもお手軽な疑似ペット飼育体験ができるアイテムだと思います。仕事で疲れて帰ってきたら、ごはんをつくりながら「カップねこ」をつくってなでて癒されて、ごはんができあがったころには、ねこにカップに帰っていってもらう、そんな一人暮らし生活を思い浮かべて、憧れてしまいました。

娘も私と似たようなことを考えたようで、「カップねこ」に心を躍らせていました。「カップねこ」は、ぜひ、現実のものとなってほしい商品です! 年齢を問わず、女子/女性に大人気になると思います。ロボットやAI技術の進展の一環として… 開発されないでしょうか?

本絵本で、しんちゃんは4種類の「カップねこ」を持っていました。上記のとおり、私は「カップねこ」がとても気に入っていたので、「それぞれの『カップねこ』から、どんなかわいいねこが出てくるんだろう」と楽しみにしていたのですが… しんちゃんが、ムダに「カップねこ」でささやかな実験(あるいは、つくり方の工夫でしょうか?)をしてしまい、「カップねこ」のかわいらしさを存分に味わうことができませんでした。そのため、本絵本を読みながら「しんちゃん、余計なことをしないで!いたずらをしないで!」と私は思ってしまいました。とはいえ、この部分が「ユーモア絵本」の「ユーモア要素」となっているのでしょうか。上記のとおり、私はやはり「ユーモア」が苦手なようです。

なお、本絵本については、息子用の絵本として読み聞かせをさせていただきました。息子も、かわいくておもしろい「カップねこ」を楽しんでくれていました。けれども、上記のとおり、息子以上に娘と私が「カップねこ」の手軽さとかわいらしさに心をつかまれていたので、娘用の読み聞かせ絵本としても良かったかもしれません。

本絵本は、カップラーメンのような「カップねこ」というユーモアのある商品のお話でした。上記のとおり、「カップねこ」にはすっかり心をつかまれてしまったため、子どもと「はなし」をすることを忘れてしまいました。子どもには「カップねこ」の類似の商品を想像してもらう、あるいは、トッピングを考えてもらったら良かったと、あとになって思いました。


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