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それでも親指シフトは続く。

 富士通から「親指シフトキーボードおよび関連商品の販売終了について」というニュースリリースが出た。ニュースはこちら
 親指シフトキーボードとワープロソフト(「OASYS V10.0)とIME(Japanist10)の販売を終了するそうである。
 OASYS100以来40年、長いようで短かったなあ。私はたぶん製品化されてすぐに出会っているので、フルに40年間使い続けてきた。まだまだ使うつもりでいる。
 すでに何年も前から専用キーボードからは離れ、ふつうのJISキーボードとエミュレーションソフトの組み合わせで使っているから、専用ハード終了のお知らせにも、そう驚きはしない。採算がとれないんだろうなと思うくらいである。
 現在では、「かえうち」というハードウェア製品も販売されている。これはPCとキーボードの間に挟むことで親指シフト打鍵を実現するUSB接続の変換アダプターだ。エミュレーションソフトもダメになったらこの製品を使ってしのごうと思っている。
 一度身体に馴染んだキー配列は一生ものだ。

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