Google探検隊第5回

お仕事報告です。

容量を気にせずGoogle+に写真をバックアップする

 私事で恐縮ですが、iPhone6を買い、また写真を撮るようになりました。デジタルカメラブームのとき、パソコンのハードディスクが壊れて撮りためたデータを失い、しばらく写真を撮る意欲を削がれていたんです。

 ところが! いまではスマホで撮ると、自動的にオンラインストレージサービスにアップロードされるという。これは便利だ。使わない手はない。とはいえ、「無料で使える容量には限界があるなー」と悩んでいたら、なんとGoogle+では一定の条件を満たせば無制限に写真をバックアップしておけるのだった。

 よし、今回はそのお話で決定!

写真の品質選択によって無制限アップロードが可能に

 Google+のフォト機能を使うと、iPhoneやタブレット端末から写真や動画を自動バックアップすることができる。では、どこに保存するのか。

 Googleのクラウドストレージサービスは、Googleドライブだ。Googleのアカウントを取得すると、15GBまで無料で利用できる。すこし注意したいのは、この容量にGmailの使用分も入ること。さらにGoogleドキュメントで作成したデータや自分でGoogleドライブにアップロードしたデータも含まれる。

 こういった事情のため、容量の全部を写真のバックアップに当てるのは現実的ではない。

 そこで利用したいのが、標準サイズでの自動バックアップである。具体的にいうと、長辺が2048ピクセル以下の写真および15分以下で解像度が1080ピクセル以下の動画をアップロードしても、15GBの容量にはカウントされない。

 iPhone6で実際に撮影してみたところ、3268×2448ピクセルの写真が撮影できた。おおよそ730万画素の写真であり、パソコンの画面に表示するのはもちろん、紙に印刷しても充分美しい。

 しかし、このままフル品質の状態でアップロードすると、Google+ 写真の容量を圧迫してしまう。標準画質にするには、長辺が2048ピクセルになるまでリサイズしないといけない(リサイズはアップロード時に自動的に行われるので、手間はかからない)。

 実際に試してみると、3268×2448ピクセルの写真が2048×1536ピクセルになった。約300万画素。紙に印刷するとしたら、L2版くらいの画質だ。ハガキに全面印刷したって大丈夫。A4サイズの写真用紙に印刷したい場合は元のフル品質の写真を使ったほうがいいが、たいていの用途には標準画質で充分だ。

 ブログやSNSにアップする場合にはさらに小さくリサイズしたほうがいいくらいの高画質である。これでバックアップし放題はかなりお得。ネット上の画像をパソコンに取り込みたいときは、Google+フォトの「その他」メニューから「ダウンロード」を選ぶだけだ。

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