薬について

薬について

カンタ

今でこそ、てんかん薬は4種類しか飲んでないけど、多いとき(入院する前)は倍くらい飲んでた。加えて、リウマチの薬が3種類。錠数にすると、1回で11錠か。夜は。悪性リンパ腫に罹患していたときには、さらに3錠飲んでた。

人は面白いもので、毎日のルーチン作業はほとんど忘れずに行動することができる。薬の数も、他人からすると「そんなの小分けにしとかないとわけわからなくなるでしょ」と言われるんだけど、本人はそのほうがわけわからなくなる。手元の一箱にある程度の数のパッケージを出しておいて、パッケージから決まった数を管理しているほうが「あ、この薬はあとこのくらいでなくなるから、また出しておかなきゃな」と記憶の片隅で管理できる。
色とかサイズとか、形とかで認識してるから、飲み忘れると寝床に入ってから「あれっ? 何か忘れてるなぁ」とまぶたの裏に薬が立ち上がってきて、起き上がる。そんな感じ。

それにしても、今症状が安定しているのはこういうことだ。

2院目までは、まともに問診されなかった。最初の病院では、教科書どおりの処方、2院目ではこちらの都合に合わせた処方。いずれも、体に配慮したものではなかった。

あるいは、今安定しているのは仕事をしていないからかもしれない。でも、そもそも発作が起こるタイミングは明確で、朝洗面所でカミソリ刃でひげを剃ろうとすると意識減損する。理由はわからないけれど、そのタイミングでしか症状が出なかった。なので、今は電気ひげそりだし、発作が起こるタイミングがないというか...。

とはいえ、発作に代わる症状はあるんだけど。それも大したことなくて。今のところ、薬で抑えているとはいえ、障害者であることを忘れそうになる。それも危険だけど。

発作がひどいときは、キッチンに近づいてもNG、一人で湯船に入るのもNG、ホームの端を歩くのもNGと、まともに人として生きていられない感じだった。今は就活してるし、家事をこなしてる。生活困難者ではあるけれど、まともに生活できているわけです。障害者も自信をもって生活していただきたい。

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カンタ
元編集者。2007年に側頭葉てんかんを発症。2018年に悪性リンパ腫になるも、1年の闘病で何とか生還。退社。