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トランプ起訴で次期大統領選に激震!?

2023/08/06

■  微妙な立場にいるトランプ前大統領

トランプ前大統領が起訴され、色々と物議を醸しだしている。2020年の大統領選挙でトランプ前大統領が選挙で負けたが、選挙で不正があったとトランプ前大統領は訴えた。確かに色々と怪しいことがあった。訴訟も沢山のところで起こしていたが訴えは聞き入れられず、バイデン大統領が誕生した。

1月6日にみんなに来てほしいとトランプ大統領が呼びかけて、多くの人がトランプ大統領こそが選挙で当選したのだと主張をするためにCapitolhillに集まった。

トランプ大統領は前回の大統領選で実際は負けているのに、国家を欺くために自分たちの支持者と共謀した共謀罪や、実際は負けているのに勝ったと嘘をついた、演説の内容には言ってはいけなかったとを言ったとして、大統領としての演説までもが罪の対象とされ起訴されている。

8月3日には、トランプ前大統領がワシントンの連邦地裁に出廷し、言論の自由に基づいて政治的な主張をしただけで、なぜここまで攻撃されなければならないのか、アメリカ合衆国憲法修正第一条に、「信教」「宗教」「信条」の表現の自由、言論の自由の規定があり、それを盾に戦っている。

バイデン側が選んだジャック・スミス検事が、トランプを逮捕すると意気込んでいたが、そこまでには至らなかった。一時的には拘束されたが拘留まではできなかった。

トランプ前大統領はいまとても微妙な立場になっている。1月6日にトランプ前大統領の為に集まって一緒に戦った支持者の為にも戦わなくてはいけなかった。自分だけではなく支持者も守れという声も上がっている。


■  起訴されるたびに人気が上がるトランプ

次期大統領選2024年に向けて候補選でおかしな事が起こっている。アメリカの大統領選の時には、共和党対民主党で戦うが、その前に党の中で誰が大統領選の候補として人気があり強く戦えるかを審議する。

大統領選の候補者としてフロリダ州知事のデサンティスが有力候補だった、彼は保守的な発言を長い間してきた。反LGBT法の一つである「Don’t Say Gay」条例をフロリダ州で立ち上げ保守層の票を集めた。

とても人気がありイーロン・マスクもデサンティスを押していたが、最近ではソロスから資金を貰っていたことが判明して人気が落ち、デサンティスがトランプ前大統領と対立姿勢を示せば示すほど、彼の人気は徐々に落ちていった。

トランプ前大統領が言う2020年の選挙で不正があったことも、デサンティスはそんな事実があるはずがない、彼の主張が真実だとは証明されていない、大統領候補選ではもう2020年の話を話題にするのはやめよう、そうくり返し言えば言うほど彼の人気は落ち、トランプ前大統領が起訴されるニュースが流れるたびに、トランプ前大統領の人気が上がる逆転現象が起こっている。

このままで行くと共和党の一番の有力候補がトランプ、二番手がデサンティスなのだがデサンティスの人気が劇的に落ちている。トランプは起訴されるたびに人気が上がる状態で、このまま本当に逮捕されたり拘留されたりすると、来年の2024年の大統領選は一体どうなってしまうのかが、共和党の中で問題視されている。


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