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首相暗殺と答え合わせ

2024/07/13

//www.youtube.com/watch?v=5DoS22XeYus&t=4s

安倍晋三氏が亡くなってから、政治がすごく様変わりをした。様変わりをしたのか、元々そうだったのか。

今まで見えていなかったものが見えてきただけなのか、迷うところなのだが、安倍さんがいた時の清和会は果たしてこうだったかと驚くぐらいおかしな方向に向かっており、左翼的、リベラル的な動きに同調している。これがあの清和会なのかと思っているが、もしかしたら元々そうだったのかもしれない。

安倍さんをよくご存知の佐藤尊徳さん(政経電論・編集長)、井川意高(大王製紙前会長)さん、見城徹さん(幻冬舎・社長)によれば、「安倍さんは人がいいから自分を頼ってくる人を結構可愛がったので、うまく使われていたのではないか」とおっしゃっている。

私は2017、18、19、20年ぐらいまでは、清和会の議員たちがきっとこの国を良くしてくれるのではないかと、ものすごく期待をしていた。それが、安倍さんが亡くなった後、意外にも何というか「あれっ?!」という感じになってしまった。もしかしたら萩生田光一氏が自分の力を使っているのか。
自民党の都連トップは萩生田氏なので、彼に逆らうと党の公認をもらえない。公認がもらえないので、みんなが萩生田氏になびいてしまい、このようになってしまったのかもしれない。

萩生田氏に一番感じられるのは「言っていることとやっていることがかなり食い違っており、あまりにもひどいのではないか」と思う。私はそれを口にもしてきた。ところが、保守界隈では、萩生田氏を好きな人が結構多く、萩生田氏のことを保守とか愛国者だと思っている。彼は気持ち的には愛国者なのかもしれない。しかし、国民生活のことを真剣に考えているのかというと、そこは疑問である。

先週、ある議員と憲法改正やLGBT法案のことで色々議論をした。LGBTがLGBT法で権利を守ってもらうのはいいと思う。別に悪いことではないが「女性の権利はどうなのか」と言うと、「男女平等は法律で規定されている」と言われた。男女平等を法律で決めていると言われても、その法律で男性が女子トイレに入ってもよいという話ではない。そこをどうするのかという話については腹落ちする答えが返って来ない。その人とはこれからも丁寧に議論を重ねていこうと思っている。

私は自分が保守だとかリベラルだとか思っているわけではなく、庶民として生活が便利になるのかどうかということが一番大事だと思っている。

先週、藤和彦さんの収録があり、それが終わった後の動画を流した。昭和の官僚がろくでもないということをご自身でおっしゃっているので、喜んで放送させてもらった。政経プラットフォームは政治と経済の硬い話をずっとやってきたが、皆さんはそれだけではつまらないだろうから、ちょっと面白みがあった方がいいと思い、そういう裏話的なことも交え始めている。

昨日、金曜日は森永卓郎先生の『身分社会』という言葉をテーマに色々お話をしていただいた。コメント欄を読むと、「森永さんが死にそうなのに、ニコニコ話を聞いていていいのか」みたいなクレームのコメントがついていたので、説明をさせていただく。

「森永先生の人生の最後の時間」と言うと少し悲観的になるかもしれないが、今、私は先生の貴重な時間いただいている。森永先生には命を削ってお話していただいている。私が喋って欲しいことを喋ってもらっているので、そのお礼として、森永先生に、最後にみんなに聞いて欲しい話をしていただこうと思い「好きなことを好きなだけ喋ってください」と言うと、最後に身分社会というテーマで先生の人生を振り返ってもらうことになった。

私が若い時に、森永先生は『年収300万円時代を生き抜く経済学』という本を書いて「とんでもない世の中になる」と警鐘を鳴らされていた。私は、先生の本を読んで「300万円ならば恵まれた世界ではないか、もっとひどい世界が来る」と思った。

この低収入から早く脱却するために、もっと努力をしなければと思い、30歳に なる頃には年収1000万円ぐらいの仕事ができるところに就職はできた。しかし、死ぬほど勉強して、学校も入りなおして、その仕事にありつくことが果たして正しかったのかと思う。

「正しいとか正しくないとか、お前はなんでそんなこと考えるのか」と思うかもしれない。短大を出て、非正規雇用で年収300万円以下の収入が固定化されて、それが一生続くということを、森永先生の先見性で見えてしまったのである。ではその人生を自分が受け入れるのか否かというところから選択の世界に入るが、自分はそういう人生を甘受したくないし、甘受できなかった。

自分は親を養わないといけないと思っていたが、親を養うためにその給料では養えない。母親の年金が5万円ほどだったので、自分が30歳を過ぎると、母親は60歳を過ぎるので「自分が親の分まで稼がないとやっていけない」と思った。そうでなかったら、そこまで思わなかったかもしれない。

森永先生の本で、自分の中でジャーナリズムをやりたいと思い、非正規雇用問題がなぜこうなってしまったのかとはっきりした原因を探りたいと思った。そのように勉強をするきっかけをいただいたので、YouTube上に自分の媒体を作った時に、一番最初に来ていただくのは森永先生だとずっと決めていた。

森永先生が今まで取り扱われてきたテーマは、ザイム真理教や日航123便など色々あるが、ひと通り一巡した。森永先生に人生最後の時間を分けてもらい、私が一緒に過ごさせてもらっていることはとても光栄なことなので、森永先生に好きなことを喋ってもらいたいと思っている。

私は、政経プラットフォームで色々な人と喋りたいと思い、しばらく色々な人をお招きした。都知事選の石丸伸二陣営の立役者である藤川晋之助さんに来てもらい、幻冬舎の箕輪厚介さん、シリアルアントレプレナー(連続起業家)のCEOセオさんにも来てもらった。ものすごく面白いメンバーにたくさん来てもらった。政経プラットフォームは経済とか経営も含めて政治を学んでいくなかで、最初のころは、勉強、勉強としていたが、もう少し緩く学んでいくなど、色々なやり方で学ぶために色々な人に来てもらっている。

皆さんの中には「選挙コンサルタントなど、見たことも聞いたこともない」と言う人がたくさんいると思うので、選挙コンサルタントに出てもらうのもいいと考えている。また、別の選挙コンサルタントなど色々な人に来ていただこうと思っている。

石丸さんはアンチと支持者に、パカッと割れて賛否両論がものすごいのだが、私は石丸さん以上に、あの選挙を手掛けた藤川さんに興味がある。藤川さんが、彼の手法で石丸さんをそこまで持っていけたのであれば、例えば、内海聡さんや田母神俊雄さんなど、皆さんが応援されている人のコンサルに入っていたら、どうなっていたのだろうと色々な可能性が考えられる。

後は、差別化というのか、いかにも保守派の番組ではなく、もっとカジュアルにみんなにもっと色々な社会問題を身近に感じてもらいたいので、色々な人を呼んで色々な意見を聞いている。

八幡和郎先生を好きでないという人がいるが、八幡先生のような反対側の意見の人の話を聞くことも重要で、政治では反対意見の人と交渉をして、どこかでミドルグラウンド探さないといけない。ミドルグラウンド、中間地点、妥協点、着地点を探るということでは、反対意見の人の話を聞くというのも勉強になると思う。

八幡先生はカメラの前では、いかにも「いけ好かない官僚」みたいな感じなのだが、撮影が終われば本当にいい人なのである。カメラが回っていると、なんであのようになってしまうのかと思う。

同じ意見の人を呼んで話をしていると気分がよいのだが、だんだんとインナーサークル化していくので必ずしもよくはなく、それを私が今一番恐れていることだ。反対側の意見の人を聞いてそれに反論していく。こういう風に言ってくるのか、ではこういう風に言い返す。こういう時はどうするのかとアンチテーゼを立てていくことをやらないといけないと思う。

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