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囲碁 9路盤の勝ち方(のイメージ)

本記事の対象棋力は、9路盤COSUMIレベル0(いわゆる定先である)に勝てるようになったぐらい、の棋力である。

さて、この記事では主に黒番の考え方について話していこう。

序盤の話

コミというものがある。すなわち、手番を得る代わりにハンデがあるということだ。6~7目ぐらいである。これはどういうことかというと、9路盤ではだいたい盤面の6割を支配しなければならないということだ。

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具体的に言うと、この図1でギリギリ勝ちなのである。大変だね。

6割を目指そうとすると、序盤は特に積極的にならないといけない。
つまり、

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これではいけないのであって、

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このようにちょっと押し込むぐらいで勝負になるのだ。まずこれを理解しよう。ちなみにこの図は色々あって互角である。黒有利ではない。

では、盤面で白が互角に張り合おうとしたらどうするのか?一例としてさっきの押し込む前の形で、白4と対称的に打った時のことを考えよう。

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そのときは、石をぶつけて戦いに持ち込むのが良いだろう。イメージの話なので深い話はしないが、白の応手次第では、石を取って優勢になることが出来る。

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戦術の話

チェスはタクティクス(戦術)が9割という格言があるそうだ。囲碁9路盤でも、石を取ることは戦局を動かすことが多い。なにせ、お互い30手程度しか打てないのだから、相手の石を盤上から減らせるならそれに越したことはないのだ。

ぶっちゃけ、全部石を取れば勝てるのですね。 (リンクはやりすぎなのでみちゃだめ)

一例を挙げよう。この局面は、常盤台メイ VS COSUMIレベル1で出てきた局面である。黒番だが、次に白が20の左と打って黒石を切断してしまえば、黒石3つが取られてしまう。かといって、黒がつなぐようではぬるいのだ。ここでの次の1手は如何に?

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正解は黒21と打つ手だ。もし22と切ってきたら、中央の白2子を取ることが出来る。白6の4などと守ってきたら、黒8の4で白16を取れる。

このように、石を取るというのは(特に9路盤において)非常に有効だ。石を取らせる間に稼ぐ、という手もあるが、それはもっと上級者になってから考えるといいだろう。まずは石を取るのだ。

まとめ

・序盤は6割相手を取れるように押し込め
・競り合ってきたら、相手の石を切って戦う
・石を取るぞと脅して優位を取る
・取れそうな石を取れるとなお良し!

こんなところだろうか。イメージの話なので、具体性に欠けるのはしょうがないね。では本日はここまで。








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