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#1 「100キロ」と「脚本」

連載「100キロ」始まりました。

今日のテーマは「脚本」

今映画を創っています。

脚本を書くのは初めてでいろんな本や脚本を参考に書いています。
時々行き詰って放置したり、寝かせてから取り掛かったり、
なかなかうまくいかないものですね。

散歩哲学


この映画のキーワードは「散歩哲学」
これは登場人物のひとり「エリさん」の哲学です。

辛い過去を抱えながらも、歩き続けたエリさん。

※エリさんの過去はこちらに。


この出来事の跡、エリさんはお遍路の旅に出ました。
そこで数々の絶景に出会います。
そんなエリさんの長い散歩で得られた散歩哲学は、

「坂道はきついけれど、登ってみれば絶景が広がっている。」
「今という景色は、死んでしまったら見ることができない。」

香焼恵里

エリさんの「長い散歩」はまだ続いていて、
そこへ主人公である、ちょっとわけありのシンガーソングライターみかんの人生が交差するというのが映画の物語です。

「散歩哲学」と「私」

この散歩哲学は私自身の哲学でもあります。
歩くことが大好きで、これまで数々の絶景と出会ってきました。

歩いていると創造力が活性化されます。
ちょっと行き詰ると散歩して、また書き始めます。

また次の言葉も私を歩く旅へと駆り立てます。

一人徒歩で旅したときほど、豊かに考え、豊かに存在し、
豊かに生き、あえて言うならば、豊かに私自身あったことはない。
徒歩は私の思想を活気づけ、生き生きさせる何ものかを持っている。
じっと止まっていると、私はほとんどのもの考えられない。
私の精神を動かすためには、私の肉体は動いていなければならないのだ。
田園の眺め、快い景色の連続、大気、旺盛な食欲、
歩いて得られるすぐれた健康、田舎の料亭の自由さ、
私の隷属を思い起こさせるいっさいのものから遠ざかることが、
私の魂を解放し、思想にいっそうの大胆さを与える

ルソー『告白』

今回の「100キロウォーク」と映画「あの坂の多いまち」は
「主人公がどこかへ行って変化して帰ってくる」
という単純なストーリーだが、どんな風にも描いていける。

100キロウォーク、どんな絶景に出会えるだろうか。
主人公の道をたどることで見えてくる景色とは?


「いいね。」と思った方、応援よろしくお願います。