曲げにくそう・・・扱いづらいと思うメガネードイツの眼鏡士が解説
こんにちは、ベルリンにいる眼鏡士/メガネデザイナーのユータローです。
今回は店と巷で見かける、眼鏡屋がフィッティングで苦労しそうなメガネの構造について短く書きます。これを選ぶと100%のフィッティングができないかもしれません。次メガネを買うときの参考にしていただければ幸いです。
モダンの終わりのデザインで、先が内側に向いている
以下の図のようにモダンの先が内側に向いてしまうと、耳の根っこにあたって痛いです。以前の記事に照らし合わせてみたとき、もし頭が長くてモダンの曲げ位置が後ろの方だと、内側に沿った部分が耳の根っこに当たります。これはフィッティングでも悩ましいことになりそうです。
ツルの先が太い、特に曲げる部分
モダン(ツルの先)の曲げる部分が太い場合、例えばプラスチックフレームを温めて曲げる際、眼鏡屋はとてもやりづらいです。メタルの場合も曲げる部分が太くてしかも四角ければ本当に大変です。こういうデザインを見ると、デザイナーは現場経験がないんだなと思います。眼鏡屋がフィッティングお手上げならかけ心地の悪いメガネになるかも。
傾きのないメガネ
以前の記事でも書いたとおり、メガネの枠の傾きは光学的に必要なものです。眼鏡屋の調整が悪かったのかもしれません。メタルフレームでよく見かけます。
問題はツルの部分で多い
書き出してみるとあまり悪いデザインはフロントパーツでは少ないな、という印象です。おそらく鼻当ての形やサイズは大体合う数値が知られてるのでしょう。しかしやはり眼鏡屋でお客さんにフィッティングをする経験がないと、扱いやすいツルの設計はなかなかわからないのかもしれません。
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