「起点は機転」
映画が好き。物語には必ずトリックスターが出てくる。意外性を持ち込む奴だ。話をややこしくするが悪い奴じゃない。サクセスストーリーでは主人公がその意外性にレバレッジをかけて難局を切り抜ける。機転を利かすのだ。
機会が転じることを利用する。これまさに禅的発想、エフェクチュエーション的アプローチである。リーアム・ニーソンの『フライト・ゲーム』を観ていて気付いた。“Resourceful”を「機転が利く」と訳していたのだ。コネクティングdotsの瞬間だ。
昔、博士、起業家、投資家、コンサルの肩書を持つスーパーマンみたいな先生が言ってた。ベンチャーで最も重要なことはリソースフルであることだって。I got it! エフェクチュエーション論は「熟達した起業家」について研究することで確立された理論である。
アイルランドの主人公と京都の禅僧の共通点をインドの学者が理論化したってところがなんともいい感じである。
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