「ジョンレノンじゃん」

知りたいより見つけたい。ということに最近気づいた。そんな性格の僕は教科書的なモノ、既定路線に出会うと興味を失う。皆が良いと言い出すと興が冷める。

『創造力を民主化する』が話題となり、購入したものの、読むのもしんどく積読しとく。なんかの拍子に読むと膝を打った。これは要するにジョン・レノンじゃん。

「言いたいことをシンプルな言葉にして、韻を踏んで、バックビートに乗せるだけ」

この言葉には統合、アナロジー、転換という3つの思考を使って課題を解くことが謳われている。我ながら「韻≒アナロジー&転換」という気づきには痺れた。いいライムは共通する母音子音を使って全く異なる意味を表現する。言語を司る人間の創造力を解放する道具として韻は最高のツールかもしれない。

この気づきは今西錦司の『生物の世界』をも想起させた。生物は一つの単細胞から生まれたという意味でどこか共通しており、一つの単細胞から分岐してきたという意味でどこか違っているのだ。今聴いているのはスーパーオーガニズム、痺れるぜ、まったく。

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