謎のラジオネットワーク?「火曜会」


火曜会とは

「火曜会」って何だか謎の名前ですが、現在は全国のラジオ局37社が加盟している放送局の団体です。
ラジオ番組の制作をしたり、加盟局が制作した番組をとりまとめています。

地方民間放送共同制作協議会(ちほうみんかんほうそうきょうどうせいさくきょうぎかい)とは、日本の東京都・神奈川県・大阪府ならびに岡山県以外に本社を持つ37局の地方AMラジオ局が加盟し、共同でラジオ番組の制作をしている団体。通称「火曜会」(かようかい)。

JRNやNRNにあるようなキー局を持たないので「キー局のないネットワーク」と呼ばれる。また火曜会自社制作番組も編成されており、ラジオ制作プロダクション会社としての機能も兼ね備えている。

出典:Wikipedia


火曜会制作の番組

録音風物誌(1953 - 、土曜更新)
水森英夫のチップイン歌謡曲(2001 - 、スバルプランニング制作、土曜更新)
亀渕昭信のお宝POPS(2014 - 、木曜更新)
音楽☆とらのアナ(2016 - 、土曜更新)
芸人お試しラジオ「デドコロ」(2020 - 、月曜更新)
スター年賀状(年始のみ)

出典:Wikipedia


「録音風物詩」は1953年から続いている番組で、もう70年以上も続いている番組で、かなりの長寿番組です。
そして「水森英夫のチップイン歌謡曲」は、火曜会制作ではなくスバルプランニングが制作しているようです。


「録音風物詩」「音楽☆とらのアナ」は持ち回り番組

そのうちの「録音風物詩」と「音楽☆とらのアナ」は、ネット局の持ち回り番組となっています。

「録音風物詩」は36局(!)がネットしていているので、36週に1回、自分たちの局が制作を担当します。
そして「音楽☆とらのアナ」は22局がネットしていますが、担当局になると2週連続で制作担当するので、44週に1回制作担当が回ってきて、2週分番組を制作します。
(※ネット局数は2024年4月現在のWikipedia調べによる)

この持ち回りの制作システムは、制作局としては番組を毎週制作しなくても良い上、毎週各地の特色ある番組がネットできるのでとても良いシステムだなと思います。


「音楽☆とらのアナ」は王道の音楽番組

中でも「音楽☆とらのアナ」は、ある年のある月に流行した音楽を流すというユニークな試みですが番組構成はとても王道な感じということで、新人アナウンサーさんも結構担当されているようです。
録音番組でもありますし、えー、何といいますか、アナウンサーさんの練習番組的にちょうど良さそうな番組だな、なんて思ったりします。
あくまでもメインは音楽を流す番組ですが、その局紹介とからめて自分のことも少しだけ喋れるあのバランス感が良いなと思うのです。
しかも全国の多くの局で流れるし、公式X(旧Twitter)での紹介もあるという適度な緊張感もありますし。


「音」を伝える「録音風物詩」

長寿番組である「録音風物詩」は素晴らしい番組だと思っているので、これからもずっと続いて欲しいなと思っています。
全国各地の「音」を毎週聴けるこの番組はラジオの良さ、素晴らしさを前面に出すことのできる番組です。
ラジオは「声」を伝えることが多いですが、「音」をメインに伝えるこの番組がこれからも長く長く続くことを願っています。

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