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探究学習の技術の一つ 情報収集術

調べ学習、探究的な学習、日常の仕事、学習でも情報の保管術は現代社会では必須のスキルである。だが、学校教育ではそういった「実学」要素はあまり扱わない。文章を書くスキルもそうだろう。なんとなく学校生活を送り、気がついたら高校3年生になり、推薦入試だAO入試だ自分の「ゴール」が明確化して、慌てて「志願理由書」や「エントリーシート」などを書いて、なんとか入試を突破しようとする。多くの学校がそんな流れではないだろうか。高校3年生になって初めて小論文やエントリーシートを書くことになり、「悲惨な状況」からスタートする。現在、文章を書いたり、読んだりする機会が圧倒的に少ない。それでは文章を書く力は上達しない。良い文章を書くためには何が必要だろうか。大学生や社会人の力は「文章を書く力」と言っても過言ではない。

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文章の書き方に関する本は多く出ている。「正しい」作法を身につけて後はひたすら書くことの繰り返しである。小論文の場合、ある程度知識がないといいものが書けない。言葉やコミニケーションがテーマの場合、ソシュールの構造主義を知っている人の方が有利に文章を書くことができる。文章を上手く書くコツをまとめると以下の4つになる。

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①文章を書く作法を概説書などの本で学ぶ。

私が実際に使用した概説書は上記の大学生向けの本である。

②良質な情報のインプット

③文章をひたすら書く

④書いた文章を人に見てもらい添削、自分で見て推敲する。

多くの学校で①は講演会や課題ノートで取り組んでいるのではないだろうか。1番欠けているのは③と④であろう。いかに文章を書く機会を作り、フィードバックを得られる仕組みを作るかが大切である。

今回は②の情報のインプットに絞って「作法」を紹介する。

Google keep というアプリを使って情報をまとめる技を紹介した。このアプリで読んだ本や新聞の情報をまとめる作法を教えた。1番大切なのは、読んだ記事の内容を自分なりに咀嚼をして、キーワードや簡単な要約を行う。この要約する力や咀嚼力がメモを取る上での要となる。共同編集を設定をすると、他の人と一緒に調べ物学習が可能となる。これを日常的生活の様々な場面で使う。日常的にメモを取るようになると情報の感度は桁外れにあがる。

パソコンで使用すると、google keepはドキュメントと連動していて、移行することも容易である。文章を書くことも習慣化される。質の高いインプットをするためにもこれからも情報収集を継続していきたい。文章を書く作法や情報を収集する技術は一生もののスキルだが、なかなか学校では扱えない。

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