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瀧本哲史著『2020年6月30日にまたここで会おう』を読んだ。

社会人になって読書の習慣をつけるきっかけとなった本がある。星海社出版という会社の白い新書に妙に惹かれた。そして、たまたま瀧本氏の著作『武器としての決断思考』を手にとって読んだ。圧倒的な分かりやすさ。戦略的意思決定の重要性が具体的なケースをもとに紹介されている。それ以来、瀧本氏の著作は積極的に読むようにしてきた。この書籍は2012年の東大での講演を文字起こししたものである。当時から社会情勢は大きく変わっていったものの、ここで書かれていることは今でも通じるものである。実際、瀧本氏も講演の中で自分の著作がベストセラーになることを狙ってはいない。外山滋比古著『思考の整理学』のようなロングセラーを目指している。長い間多くの人に必要とされる本を目指す。それはかなりすごいことである。狙ってできることではない。

 本を読んだり、いい講演を聞いたりすることはよくある。だが、それで終わってしまっては何も意味がない。大切なのは行動すること。行動をいかに変えるか。本を読むこと講演を聞くことはインプットであるが、そこにアウトプットはない。では、ノートにまとめるのはどうだろうか。アウトプットになるだろうか。だが、そのノートは見直すことはなかなかないだろう。ブログにまとめたり、人に話をすること。動画にまとめたり、教えること。

私は本を読むことを「趣味」としてきたが、それだけで満足してしまうことが多々あった。読んだことを使って何ができるか。それが問われている。知ることだけでなく、知ったことを使って何ができるか。書く習慣をつけていきたと思いました。

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