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2つの誇りを胸に TE#82藏野裕貴

「もともとオフェンスライン(OL)として試合に出ていました。その経験を活かしたブロック力で、タイトエンドにポジションを変えても、勝利に貢献できているのかなと思います」
 
前節の東京ガスクリエイターズ戦に続き、X1 Super第2節otonari福岡SUNS戦でもパスキャッチを記録したタイトエンド(TE)#82 藏野裕貴。ただ、試合後のインタビューで飛び出した言葉は自身のブロックについてでした。アメリカンフットボールの華であるパスキャッチではなく、ブロックについて語る。そこに長年OLとして、チームを支えてきたという矜持が見え隠れしていました。

元OLとしての誇り。そしてチームファースト

それも当然です。#82藏野は、日本代表にも選出されるほどのOL。それほどの実績を残していながら、新しい挑戦へと彼を導いたものはいったい何だったのでしょうか?
 
チームのことを考えた結果、というのは理由の一つでしょう。長年、富士通フロンティアーズの先発TEには、日本代表の#89福井雄哉がいました。
 
しかし、TEは非常に身体的負担の大きなポジション。ブロックをおこない、パスキャッチもする。巨漢を誇るディフェンスラインと体をぶつけ合ったと思えば、フィールドを所狭しと走り回る役割も、求められるのです。
 
そんなハードなポジションだけに、チームとしてはベテランTE#89福井以外にも、選手層を厚くしておく必要があります。

チームスローガンそのものの選手

もちろん、それだけが理由ではありません。長年プレーしたポジションを離れることは、それほど簡単なことではないのです。#82藏野の本質的な部分にあるチャレンジする姿勢。それが、TEへの挑戦を促したのです。
 
それは、フロンティアーズが掲げた2022シーズンのスローガン「OVER」にも、通じるものがあります。「OVER」の意味は“超える”こと。過去の自分を超えようとチャレンジを続ける#82藏野は、まさにフロンティアーズのスローガンそのものの選手です。

その先に芽生えるTEの誇り

元OLとしての誇りだけではなく、既にTEとしての誇りも芽生えている#82藏野。
 
「僕がチームを代表するTEの一番手であるという自覚をもって、日々練習しています。試合においても富士通のTEを体現すべく、努めています」
#82藏野は、そう話しました。富士通のTEは自分だという自負が、そこから伺えます。
 
元OLとしての誇り。そして新たに芽生えたTEとしての誇り。2つ分の大きな誇りを胸に抱え、#82藏野は今年TEのスターティングメンバーとしてフィールドに立ちます。



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【試合日程】
◆Xリーグ2022 秋季リーグ

X1 Super 第3節
富士通フロンティアーズvsアサヒ飲料クラブチャレンジャーズ
10月9日(日曜日) 15:00〜 @王子スタジアム

X1 Super 第4節
富士通フロンティアーズvsエレコム神戸ファイニーズ
10月22日(土曜日) 12:00〜 @エキスポフラッシュフィールド

X1 Super 第5節
富士通フロンティアーズvsオービックシーガルズ
11月6日(日曜日) 14:00〜 @会場未定

ご声援よろしくお願いいたします!
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