見出し画像

LBとしてのリーダーシップを発揮したいLB#42前野貴一

 6月2日の神戸ボウルは、3−13と勝利を手にすることができませんでしたが、選手たちは試合を通じて自分に足りないものを再確認しました。試合後に、LB#42前野に話を聞きました。

「昨年よりはアサイメントの理解力は上がってきていて、焦ってプレーすることは少なくなったと感じています。ただ、アサイメントの理解力を上げるのは永遠の課題でもあり、まだまだ突き詰めていきたいです。今日のゲームでは、インパルスの早いオフェンスについていけず、自分の強みだと思っているプレーリード、スピード感を出すことができず、後手後手になってしまいました。力負けするシーンも多く、振り返ると悔しさが残ります」。

最終Qには、インパルスオフェンスにゴール前4ヤードでファーストダウンを更新されたものの、タッチダウンは許さず守りきったシーンがありましたが、「ゴール前のプレーは止められましたが、ゴール前のシチュエーションを作ってしまったのは、自分のミス。もっと早い段階で止めたかったです」と反省点だったよう。

2年目となり、がむしゃらにやるだけではなくリーダーシップを発揮する目標を掲げています。「リーダーシップが求められるポジション。まだまだ先輩たちに肩を並べることはできていませんが、先輩たちを追い越すつもりで、LBとしてディフェンスをまとめ、引っ張れるような存在になりたい」。

この日は、兄の#41前野太一と一緒にフィールドに立つ機会もありました。「ありがたいことですし、素直に嬉しいですね。兄は心配しているかもしれませんが、横に並ぶとやっぱり特別な雰囲気があり安心感があります。チームからも『前野兄弟なら大丈夫!』だと思ってもらえるようように、成長していきたい。パールボウル決勝では、オフェンスラインとの勝負に勝ち、1対1でも仕留めきり、チームの勝利に貢献したいです」。

次戦、パールボウル決勝は、6月16日に富士通スタジアム川崎にて、13時30分キックオフ。ラインバッカー“#42”に注目です。