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最後尾からディフェンスをコントロール DB#45吉井勇輔

負ければ終わりのポストシーズンは、何としてでも勝利を挙げるため、様々なプレーが見られるのも醍醐味です。シルバースターは試合開始のキックオフからオンサイドキックを蹴り奇襲攻撃を仕掛けたり、フロンティアーズがタッチダウンした後のキックオフでもキャッチしにくいスクイブキック(グラウンダーのキック)を蹴るなど、いつもとはちょっと違ったプレーが見られました。

今シーズン主にスペシャルチームで頭角を現している2年目のDB#45吉井勇輔は、「(試合開始時のオンサイドキックは)ある程度予想していましたが、際どいプレーになったのでヒヤッとしました。ゲームの入りの大事な局面だったので、もっときっちりとボールを確保できるようにしたい」と振り返ります。


後半はセーフティとしてフィールドに。納得できるプレーは少なかったと今後の課題を上げた

雨足が強くなった後半からはセーフティとしてもフィールドに立ちました。
「もっとプレーに絡みたかったのですが、納得するプレーができなかったですね。新人だった昨年に比べれば、練習や試合で手応えのあるプレーをすることが増えています。でも、スターターとして試合に出られていないのは、まだまだ自分の力不足。セーフティとしてディフェンス全体をコントロールする力をつけ、『吉井なら大丈夫』ともっとチームから信頼される選手になっていきたい」と、同じポジションのベテラン選手から多くを学んでいるといいます。

そんなDB#45吉井の魅力はセーフティとしては比較的体が大きいところ。「ディフェンスの最後の砦として、どんなキャリアが来ても力負けせずに止めるのが、自分のアピールポイントであり、プレーしていて充実感が得られる時なんです」。

また高校球児だったDB#45吉井にとって、次戦セミファイナルが行われる東京ドームは、さらに気持ちが入る場所だとも。「今日の横浜スタジアムもそうですが、親しみのある野球場での試合は気持ちが高まりますね。たくさんのファンで埋まったスタンドを見れば、『やってやろう』って、一層力が入ります」。

次戦は12月12日(月曜日)19時試合開始。フロンティアーズの熱い戦いを、ぜひ会場で見届けてください。