見出し画像

お車の日常点検をしてみましょう。

 こんにちは四国のガソリンスタンド@藤田商店の観音寺サウスの店長をしている大西です。
9月も後半になり涼しくなってきましたね。
今回はお車の日常点検の方法をご案内させていただきます。

●日常点検の第一歩は、まずボンネットを開けてみましょう!
 最近のクルマはめっきり故障しなくなっただけに「ボンネットを開けたことがない」というドライバーの方が増えてきています。
しかし、エンジンルームにはエンジンオイルやバッテリーといったメンテナンスを必要とする箇所がたくさんあり、ボンネットを開けなければ日常点検さえ満足に行うことができません。
このため、メンテナンスの第一歩としてボンネットを開けてみることから始めてみましょう。

●エンジンルームを点検してみましょう!
 エンジンルームには重要なメカがギッシリ詰まっています。
日常点検で必要とされるチェック箇所はタンクやゲージなどの目視点検が主体で慣れてしまえば意外に簡単です!
問題があるとすれば、それらがセットされている場所が判るかどうかなのです。
エンジンルームを「初めて覗く」という方は、ガソリンスタンドで私たちと一緒に点検をしてみましょうー。

① ウインドウォッシャーの液量を確認
 ウインドウォッシャー液はエンジンルーム内に設置された専用タンクに入れられており、電動ポンプでフロントウインド前面のウォッシャーノズルから噴出される構造になっています。
その専用タンクは冷却水のリザーバータンクと間違えやすいのですが、キャップにワイパーマークが表示されているので注意すれば判別できます。

■点検方法
 キャップを開けてタンクの中を覗き見るだけです。半分以下なら補充しておきましょう。

画像1

② バッテリーの液量を確認
 バッテリーに蓄えられる電力には限りがあるためエンジンの回転力を利用した発電が行われており、走行中は常に充電されています。
ところが、満充電状態になると行き場を失った電気エネルギーがバッテリー液中の「水分」を電気分解してしまうので、バッテリーの液量は少しずつ減っていきます

■点検方法
 バッテリーケースの側面に表示されている上下のライン間に液面があるかチェックしましょう。
一つのバッテリーには6ヵ所の液口栓があるので、一ヶ所でも下のラインまで液が減っていたら補充が必要になります。
なお、液面が透けて見えないときは液口栓を取り外し、注入口の上部から覗いてチェックし液がバッテリー内部の極板より10mmくらい上にあるか確認しましょう。

③ 冷却水の液量を確認
 ラジエターキャップの基部に接続されているオーバーフローパイプを辿っていくと、冷却水を溜めておく「リザーバータンク」が見つかります。
半透明の樹脂製で、側面には液量を点検するためのレベル表示がされており、目視で冷却水の量が確認できるようになっています。
ただし、冷却経路内の圧力変動に伴って冷却水が出たり入ったりするため、冷えているときにチェックするのが基本になるので運転前に点検しましょう。

■点検方法
 側面に表示されたMAXとMINの間に液面が有れば大丈夫です。
なお、補充するときは必ず最適な濃度に薄められた「LLC補充液」を利用して、上限ラインのMAXまで入れておきましょう。

画像2

④ エンジンオイルの量と汚れ具合を確認
 エンジンオイルのチェックはエンジンブロックの側面に挿入されている黄色い取っ手の「オイルレベルゲージ」を引き抜けば簡単に行えます。
頭部に「ENGINE」あるいはオイルポットの絵柄が表示がされているので、すぐに判ると思います。

■点検方法
 レベルゲージを引き抜いて先端に付着したオイルを拭き取り、いったん元どおり差し込み、再度引き抜いたときに先端部に付着したオイルで量と汚れ具合を確認しましょう。
先端部には上限と下限を示すラインが表示されているので、この間に油面があれば正常です。
もしも、下限ラインまで減っていたときは補充が必要になります。
また、新品のエンジンオイルはサラダ油みたいな薄い茶色でサラサラしていますが、走行距離などによって色が濃い茶色・黒色・乳白色になっていたり、ドロドロになっていると交換が必要になります。

画像3

⑤ タイヤの空気圧を点検

 タイヤの空気圧は正常な状態でも自然に低下します。(風船と同じです!)このため、定期的にチェックすることが大切です!
乗用車の場合5%程度も低下すると言われています。
月に1度程度か高速道路を走る前には空気圧点検をお勧めします。

■点検方法
 日常点検ではタイヤのつぶれ具合を目視確認するだけでも、パンクなどのトラブルを見つけることができ、事故を未然に防ぐことができますよ。
また、空気圧チェックに加えて、タイヤ本体の摩耗などの点検も必要になってきますので、気になる方はガソリンスタンドで是非、お声がけくださいね。

●以上が簡単な日常点検の項目となります。
最初に申し上げましたが、自分で一度も点検をしたことがなく、少しでも興味がおありの方は、ガソリンスタンドで無料で実施できますので、私たちと一緒に点検をしてみませんか?

皆様の安心・安全なカーライフを心からお祈り申し上げます。
長い記事となりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※藤田商店のガソリンスタンド全10店舗では給油パネル、給油ノズルを定期的にアルコール消毒しております。
また、スタッフのマスク着用など万全のコロナ対策を施して営業しておりますので、安心してご来店ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?