noteが「コンテンツの置き場」ではなく「やや遅いインターネット」みたいなものになったら嬉しいなという話

こんばんは、noteニワカの藤田なるみです。今日はnoteを楽しく見る一日だったので、今日noteを読んで感じた印象である「少し長くて個人的なコンテンツ置き場」ではなくて、しっかり考え事のできる場で、ここで何かができるような場所であったら素敵だなと思ったという話です。

……

今日は記事を読んで遊んでいました。面白い記事や参考になる記事、痛い所をつく素敵な記事などいろいろありました。たのしかったです。記事をみながら、どんな人がnoteを使っているのかをイメージしていました。例えば、自分が書きたいことを書くような、必ずしも良質なコンテンツを作成できるわけではないけど作れるようになりたい人たち(含自分)が多いように感じました。noteでは、ブログやツイッターみたいな同じ趣味の人での繋がり(クラスタ)も作りにくいとなると、noteって内部での拡散性は低くて、あまり単体では使われずに、ツイッターなどの他SNSでの引用・拡散メインで、「少し長くて個人的なコンテンツ置き場」になるのではないかな?と感じました。

勝手な心配なのですが、コンテンツ置き場になった場合って、一定の割合で今後も使われてハッピーなのかもしれないんですけど、大きく盛り上がりにくくて(拡散性が低くて)ここでいいものが生まれにくい閉塞感を感じるのではないかと気になりました。また、ここ単体で「売れる」ことが難しいとしたら、いろんな人に読んでほしい良質なコンテンツを作れる人はこのサービスをどうやって使うんでしょうか?

逆に、周りの流れが速すぎない中で、ゆっくりと考える場として活用できたら、素敵なコミュニティが作れたり、いいアイデアやコンテンツがこの場から生まれたり、儲けることができたり、いろいろなメリットがあるからいい人・できる人が集まる、と考えると、結構noteの今後は明暗分かれる気がします。

少し形は違うとは思いますが、拡散性の低さで思い出したのが、PLANETS 宇野常寛さんの「遅いインターネット」に関する記事です。

一年ほど前から、議論もしくは炎上の形を知りたくて、ツイッターを眺めていました。一回いろんなクラスタをフォローして、半年ロムってみました。現状のインターネットに関して、考えずに聞かずに読まずにつぶやく、それが転がって炎上やよくわからないDisり合いになる、という様子がよくみられました。バズったツイートのコメント欄を1000で終わらない2chと評していたコメントになんだか納得してしまう地獄感です。誰でも書き込め、自分の世界(タイムライン)を同じ考えの人で固めることができ、1万を超える拡散の数をみて人間と向き合っていることを忘れてしまう、凡人の理解が及ばないほどになってしまったインターネットの弊害なのではないかと感じていました。

その速いインターネットという失敗への再挑戦としての、「遅いインターネット」に関しては、誰でも書きたいことがかけるnoteとは少し性質が違うと思うのですが、遅さについてはnoteだって近いのではないかと感じたのです。

拡散性の低さ自体は、速やかに自分の考えを形にできない人にとっては、自分の考えを育てて書いて纏めて公開するのにちょうどいいのではないかな、とも思います。今までできなかった何かができるようになることは時間のかかる、遅いことだと思うので。

安定してユーザーは増えているみたいですし(下記)、他SNSとのリンクで、しばらく使う人は増えていくとして、活性の低い物置のような場所にならずに、ここで自分の考えが芽生えていく人ができたり、この場で考えながらじっくりと意見交換ができて、質の高い人の文章をちゃんとその人の得たい価値を得られる場として機能したら素敵です。(私も書いたものを面白いと思っていただけるように頑張ります。)

な明暗をわけるポイントになるものが何なのか、必要なものは何なのか、疑問は募るばかりなので、また考えてみたいと思います。


<困りごと>この2000字くらいの文章をまとめるのに、3時間もかかるの、何とかしたいです。文章の前後関係がいつもわからなくなるのはなんでなんでしょう?自分で書いて、↓みたいな国語や英語の穴埋め問題みたいになります。

Q 必要なものを並べ替えなさい. a / pen / is / this /.


おまけ

最後に、noteについてのメモやリンクを載せておきます。

noteの機能や立ち位置についての説明についての丁寧な記事を書かれている方がいましたので、リンクを張らせてください。(そういえば、全体的に掲載許可が必要かを窺っていません。こういう紹介の場合って許可が必要なのでしょうか…)

また、ユーザー数を調べている記事もあって、ユーザー数を下記のグラフのように示していました。引用元は図の下です。2018年9月には2016年の約3倍になっているんですね。増え方も結構コンスタントで安定しているように思います。何かを作りたい人がnoteに多いとすると、noteにたどり着いた人だけでも300万人もいるんですね。

https://www.valuesccg.com/knowledge/report/marketing/059/



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