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私は真面目に足掻く飲食店を支持します

昨日、飲食店重視のコロナ対策は失敗だったと書きました。

飲食店は、破産とか廃業などと言わずにひっそりと店を閉める件数も多いので、こうした数字以上に影響が大きいと思われます。
そして、飲食店の陰で、その仕入れがなくなったことが影響する食品卸や酒類問屋、お店の衛生用品(おしぼりとかフロアマットとか)を扱う店など、その周りのエコシステムが崩壊していくのです。

この記事を、同意してシェアまでしてくれた寿司さいしょさんに行ってきました。
さいしょさんは、先日、自らのブログで、通常営業することを宣言されました。

当店は小池東京都知事から休業要請及び時短営業、酒類提供の禁止などの要請には恐れ入りますが協力致しません。
当然ながら国や都からの協力金はいただきません。
本来の通常通りの営業時間及び酒類提供致します。

私も、こういう動きに刺激されて、昨日の記事を書いたわけですが、もう、私の気持ちはさらにその先へ向かっています。
積極的に支持する、何かあれば参加する、評論ではなく加担する、そういうことです。

その気持ちもあって、昨日は、さいしょさんのイベント「寿司どこさいしょ」に参加して、寿司メインではなく、お店の賄いに出すようないろんな料理を食べてきたわけです。

イベントの内容は別のブログに書きますが、大変楽しく過ごし、美味しく楽しんできました。そして当然、感染対策も施され、お客さんもお互いに気にして臨んできました。いま、ここで感染者を出すわけにはいかないからです。緊急事態宣言が延長されることが決まった日でもありますしね。

ただ、ご理解いただきたいのは、このイベントに参加し、さいしょさんの気持ちを応援したいということは、すなわち、私も酒を飲みに出かけますよ、という意味ではないということなのです。

新宿でも、すでに多くの店が遅くまで開いていたり、酒を出していたりするのを見ています。連休明けの緊急事態宣言の延長あたりから増えているようにも思います。

フェイスブックでこんなことも書きました。

昨日、妻が食べたいと言ったので久しぶりに焼肉店に行きました。ノンアルビールでは盛り上がりませんな。それはそれとして、近所のアルコールを出している焼肉店は満員盛況で入れなかったのに、私たちが入った店は、ガラガラというか客が私達だけ。外国人の店員さんが4人いて、ものすごくこまめに接客してくれました(笑
要請を聞かないほうが商売繁盛な状態で、都の要請を聞けという方が無理ですわな。さらに、協力金もまだ2月分までしか出てないらしいし。資金繰りで潰れる店が出てきそうな5月末。

お店を応援すると言っても何もかもということではなく、やはり、きちんと努力し、変化を恐れず新しいことにチャレンジして、あがいていることが見えるお店にしたいと思うのです。

「ストック型のビジネス」においては、既存顧客を徹底的に重視する。もちろん、フローも大事だが、それよりも既存顧客と継続的にコミュニケーションを取り、長く付き合っていくことを目指す。立地は必ずしも重要ではない。だから、フローがしばらく途切れてしまっても生き残ることができる。

これはまさに、寿司さいしょさんのことで、銀座というフロー型の立地から立会川というストック型の立地へ移転し、クラウドファンディングが成立するほどのファンを持っていたわけです。

でも、それは、農園を始めたり、YouTubeだったり、彼が真剣にあがいていることをみんなが知っているからだと思うんです。

ただ、嘆いているだけの人だったらば、応援できていないんです。

そういうお店を応援する自分でありたい。

応援というのも、口だけではなくお金を払いに行かないといけませんけどね。

そういうお店を複数持って、このコロナ禍を過ごしていきたいと思います。


サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。