ひだまりさんのお肌の秘密 #メイキング #b3d #VRM #アバター #マテリアル

息抜きで最近作っているひだまりさんのお肌の秘密の話です。

ひだまりさんのコンセプト

アニメ顔に飽きてしまったので、たまには鼻がちゃんとあるリアルな子を作ってみたのがひだまりさんです。体は1年ぐらい放置してた素体を使っています。

肌Matcap

せっかくなのでclusterとかでもリアルな質感にしたくなり、MToonのMatcapを使用して肌マテリアルを再現しています。Matcapは法線に対応する画像で質感を疑似的に表現する方法です。

具体的にはCylcesレンダーで一度肌マテリアルを作成して、画像加工を行いMToonのMatcapに使用しています。

Cylcesの肌マテリアルは人間の肌に近づけるためサブサーフェススキャッタリング (SSS) を混ぜています。

Matcapを作成する際は球体に肌マテリアルを割り当て、それを画像出力 (レンダリング) して作成します。

カメラビュー

レンダリング

MToonのMatcapは加算レイヤーのような効果であるため、レンダリングした画像をそのまま使うと白くなります。そのためKritaなどのペイントソフトで画像編集をして輝度を下げています。下図は一例です。

カラーレベルレイヤー

半透明メイク

上記の肌Matcapを使うと問題が起きました。化粧のアイシャドウの黒色が赤くなってしまうのです。Matcapの加算効果により黒 + 赤 = 赤という結果です。

そのため肌パーツと化粧パーツを分離しました。化粧パーツは半透明マテリアルで肌の上にくっついています。