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💗Short:熟れ始めた桃の味*偶然がいい 「して・・・」

古い時代の調べ物が出ていたので、図書館には必要が出たときに出向いていた。しかし、受付当番と合致しないのか、カウンターや公開書庫で彼女の姿を見ることはなかった。もう3週間近く経過していた。

それから1週間、国史大事典を調べる必要が出た。何の心の準備もせずに、図書館に。入り口を入ったところで、司書に出会った。彼女も気が付いたが、表情には出さない。

出会い頭に出会い、「これ・・・」とメモを見せると、一瞬のうちに、判断し、「これは・・・」と向きを変え、前に進む。彼女の後ろに付いて行くが、いつもの白シャツの後ろが見える。

生成りシャツの後ろに小さな切れ込み模様がある。一番上のホックが外れかけ、生地が弛んでいる。後ろに付き従って行くとどうしようもなく目に入る。揺れる切れ込み模様が少し浮いては肌に張り付く。歩くたびに切れ込みが揺れる。小さくても隠れているところが見えると、何か秘密が漏れているように見える。

「これがその巻号で、索引はこれです」

振り向いて場所を示してくれる。笑顔ではない。うちの1冊を取り、背表紙を右手で示した。左手に数冊の本を抱えているので、取り上げて示すことはできなさそうだ。

あっさりした応えのようだが、吹っ切る様に書架に向かっていく。後姿が清々しい。

早速、該当箇所を見つけ、複写する。書庫の方を見るが、彼女の姿は見えない。整理・整頓に手間をくっているようだ。

図書館を後にした。早速、机に向かい仕事にとりかかったが、意外と時間が掛かった。初夏だが、もううす暗くなっている。机を整理するていると、ドアフォンが鳴り、(家のカギはすでに持っている)彼女がやってきた。

机のそばまで来ると、座っている回転椅子をくるりと回し、面と向かわされた。「お忙しいですね」声の響きがわざとらしく、皮肉めいている。

彼女は椅子の前で後ろ向きになると、後ろ向きのまま、椅子に座っている身体の上に自分の身体を預けて座る。重くはないが、軽くもない。しっかりした重量感だ。

シャツの後ろの切れ込みが崩れている。垣間見える肌が艶めいているようだ。シャツはそのままのようだが、パンツを黒めのスカートに着かえている。襞があり、しなやかだ。

彼女はゆっくりとスカートの手繰り上げていく。彼女の膝頭が露出し、太ももの途中まで手繰り上げた。「きれい?」尋ねるのか、答えを聞こうとしているのかは分からない。

スカートを太もも途中まで手繰り上げると、身体を預けてきた。彼女の火照ったような身体が密着する。「続けて・・・」小さく囁くように促す。彼女の脇下から手を伸ばし、スカートを手繰り上げていく。比較的肉付きの良い太ももだ。

彼女はやはり恥ずかしいのか、顔を横向けて、目を瞑る。少し前屈みになれば、彼女のうなじに唇が接する。彼女のうなじに接するか接しないか、ぎりぎりのところまで口を近づける。息が吹きかかったのだろう。彼女がプルンと震えた。

スカートをさらに手繰り上げると、きれいに太ももが揃い、少し震えているようだ。そのまま右手を彼女の太ももに這わせていく。滑らかな感触に少し汗ばみが感じられる。

左手も彼女の太ももに這わせ、両方の手で彼女の太ももを感触を楽しむように撫でていく。スカートの裾はすでに乱れている。太ももの間に右手を入れていく。自然と体が密着し、唇がうなじを這う。

太ももの間に左手を忍ばせていく。彼女の両足がわずかに開き、太ももの艶が増している。互いの身体がさらに密着し、唇がうなじを這う。

両手で太ももの間を往復させる。彼女の肌が潤んでいるようだ。彼女は目を瞑り、耐えるかのように小さく蠢いている。もう唇からは吐息が漏れそうだ。

右手をショーツの中にゆっくりと忍ばせる。彼女の腰が緊張し、指を添うように移動すると、彼女の唇が緩んでくる。声が漏れないように堪えている。

「お願い、して・・・」

彼女に応えるように椅子から起き上がる。布団を取り出し、彼女が横になった。スカートは乱れ、シャツも開けそうだ。彼女はもう吐息が漏れ、待っている。

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「よかったでしょう」

彼女は自分の喜びを満たすために、「して」といったはずなのに。今までにない喜びようを見せることができ、うれしいようだ。確かに、彼女の蠢きは恥じらいの中でも、艶やかで、次第に大胆になっていった。

途中で「これ、いいでしょう」切なげな表情で問いかける。芯から押し寄せる喜びを耐えきれないように悶えていた。