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漫才論| ¹⁵⁵M-1という「競技漫才」に風穴をあけたモグライダーのやり方の"メリット"だけを活かした漫才スタイルとは❓

モグライダーのネタの作り方はかなり独特です。芝さんは「ネタ作り」についてこのように語っています

ぼくが規則性のあるゲームを考えて,それをともしげにさせる。そこで起きたミスをツッコむ形ですね

「競技漫才」においては特に,ほとんどの漫才師が「いかにミスをしないか」を突き詰めている中,モグライダーははなから「ともしげさんのミスありき」というスタイルです。もちろん,「ともしげさん」という独特の存在ゆえに,結果的にこの形になったわけですが,このスタイルには「いかにミスをしないか」というやり方とは違う"強み"があります


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あらゆるオチを誰よりも先に小噺化するプロジェクト『令和醒睡笑』過去の創作小噺を何回も何回も回すと"古典小噺"になる・・・はず・・・【小噺はフリー台本】