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みんなで作る漫才の教科書

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「みんなで作る漫才の教科書」とは,テーマ別に分類した「漫才論」にみなさんから「質問」「意見」「反論」などをいただいて,それに答えるという形式で教科書を作っていこうというプロジェク…
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2021年11月の記事一覧

漫才論| ⁹⁶「ボケ」と「ツッコミ」って同じものなの❓

「『ボケ』と『「ツッコミ』というのは"正反対"の性質のもの」と思っている方もおられるかもしれませんが,必ずしもそうではありません。フットボールアワーの後藤輝基さんも,「ツッコミ論」や「ツッコミの進化」についてのインタビューの中でこのように語っています そこで今回は,「ボケのフレーズがどのようにツッコミにもなり得るか」について,2005年のM-1グランプリで披露されたチュートリアルの「バーベキュー」というネタのカバー漫才台本の中から,銀シャリバージョン,笑い飯バージョン,おぼ

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漫才論| ⁷⁵ハマカーンから学ぶ 「自分たちに合った"漫才スタイル"を確立する方法」

ハマカーンといえば今や,神田さんがボケで浜谷さんがツッコミ(のような状態)のコンビですが,元々は浜谷さんがボケで神田さんがツッコミ,ボケとツッコミが完全に分かれているオーソドックスなスタイルの漫才をしていました 「だんだんと漫才スタイルが変化する」というのはよくあることですが,ハマカーンの変化の仕方はとても興味深く,その変遷と最終的にどこに辿り着いたのかを知ることは,漫才スタイルで迷っているコンビにとってかなり参考になると思います 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円

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漫才論| ⁹⁴「人志松本のすべらない話」から見えてくる未来の漫才の"形"とは❓

M-1の影響で,漫才の新しい「スタイル」や「システム」を編み出そうとするコンビが増えましたが,新しい「スタイル」や「システム」はどこまでも追求するべきものではないと思います。というより,どこまでも追求できるものではないと思います。つまり,いつか限界がくるということです 誰もやったことがない"新しい"漫才スタイルを追求し続けなければいけないとすれば,結構地獄です(新しい「スタイル」や「システム」を追求するとどうなるかについてはこちらの記事で書きました) 新しいシステムを追求

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漫才論| ⁷⁶いくら練習しても"自然なツッコミ"ができない最大の原因とは❓

ツッコミができるかどうかには,「育った環境」や「慣れ」が大いに関係していると思います。子供の頃から「ボケてツッコむのがあたりまえ」という環境で育てば,自然とできるようになる可能性が高いです では,そういう環境で育っておらず,自然にツッコむことができない人の場合,努力してツッコミの「技術」を身につけることはできるのでしょうか? もちろんできると思いますが,ツッコミを「技術」として身につけようとすると,それなりにできるようにはなっても「わざとらしいツッコミ」になってしまうこと

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漫才論| ⁷⁹「漫才のアドリブ」と「アドリブ漫才」ってどう違うの❓

漫才の「アドリブ」は3種類あります。漫才には基本アドリブを入れたほうがいいと思いますが,この違いが分からないままアドリブを入れて失敗するケースが結構あります。そこで今回は,漫才における「アドリブ」の種類について書いてみたいと思います 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)+(教科書20テーマ×¥100)=¥8,800→¥3,800]

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漫才論| ⁹²「ツッコミがない漫才」ってどうなの❓

漫才といえば「ボケとツッコミ」というスタイルが基本ですが,「明確なツッコミがない漫才」も存在しています。最初から「ツッコミがない漫才がしたい」と思う人はあまりいないような気もしますが,今回は,「ツッコミがない漫才」のメリットとデメリットについて書いてみたいと思います 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)+(教科書20テーマ×¥100)=¥8,800→¥3,800]

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漫才論| ⁸²どんな漫才をYouTubeにアップしたらいいの❓

最近は漫才をYouTubeにアップする漫才師も増えてきました。「どんな漫才をアップしたらいいんだろう?」と悩んでおられる方もいるかもしれません そこで今回は,漫才動画をアップすることのメリットとデメリット,そしてそれを踏まえて,どんな漫才をアップするといいのかについて書いてみたいと思います 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)+(教科書20テーマ×¥100)=¥8,80

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漫才論| ⁷²「天然ボケ」って漫才に活かせるの❓

天然ボケはある意味「最強のボケ」のような気もしますが,それを漫才に活かすことは可能なのでしょうか? この本題に入る前に,ウィキペディアには「天然ボケ」という項目があって,説明がおもしろかったので載せておきます 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)+(教科書20テーマ×¥100)=¥8,800→¥3,800]

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漫才論| ⁹⁷「障害」を笑いのネタにするのはどうなの❓

昔は,「障害」をいじって笑いのネタにすることもありましたし,人の欠点をバカにするようなネタをやっていて,それが「『欠点』ではなく,実は『病気の症状』だった」ということが後々分かり,後悔するケースもありました 近年,いろいろな種類の「障害」があることが分かってきましたし,今後も,「ただの『欠点』だと思われていたものが,実は『病気の症状』だった」と分かるケースはたくさん出てくると思います こうした点を踏まえて,「障害」と「笑い」について書いてみました 「みんなで作る漫才の教

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漫才論| ⁷³「にわかファン」ってダメなの❓

何かのきっかけで急にファンになった人や,流行り出すとすぐファンになり流行りが終わるとすぐにファンをやめてしまう人のことを,よく「にわかファン」と言います 漫才やお笑いにかぎった話ではありませんが,「にわかファン」をバカにする人も結構いますが,「にわかファン」というのはよくない存在なのでしょうか? 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)+(教科書20テーマ×¥100)=¥8

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漫才論| ⁸⁸M-1予選3回戦のEXITのネタがそれほど叩かれていない理由

M-1予選3回戦のEXITの漫才は,自分たちが売れていることや,自分たちが出ているCMやスポンサーをひたすらネタにしていました。"漫才"としては「邪道」と思われる危険がある挑戦的なネタで,「叩く人も結構いるのかな?」と思いましたが,批判的なコメントはかなり少数という印象です。その理由について書いてみました 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)+(教科書20テーマ×¥100

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漫才論| ⁷⁸M-1であえて同じタイプのネタを2本そろえるという"戦略"は間違い❓

M-1では「まったく違うタイプの爆笑ネタ2本」のほうが優勝しやすいが,これをやるのは至難の業なので,「結果的に同じタイプの爆笑ネタ2本を持っているコンビが優勝しているだけ」という話は以前こちらの記事で書きました この記事の中では,ミルクボーイ,ブラックマヨネーズ,チュートリアルの例を取り上げましたが,今回はパンクブーブーについて書いてみたいと思います 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(10

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漫才論| ⁸⁶M-1予選で「あるあるネタ」をやるのはどうなの❓

漫才師ではない人がM-1用にネタを作るとき,自分たちの職業や趣味などの「あるある」をネタにするということがよくあります。こういうネタを作れば,「自分たちならではの持ち味を活かした漫才ができる」と思うかもしれませんが,M-1でできるだけ上に行きたいのであれば,「あるあるネタ」という"形"にしないほうがいいと思います。なぜなのでしょうか? 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部をお読みになりたい場合は,マガジンで購入したほうがお得です [(100円記事×68本)

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漫才論| ⁹⁰予選のネタがYouTubeで公開されるM-1の現状を逆に利用する方法とは❓

予選のネタもYouTubeでどんどん公開されるようになってきているM1グランプリ。みる側からするとうれしいですが,演者側は,「知名度が上がっていい」という気持ちと,「ネタバレするから勘弁してくれ」という気持ち,両方あるのではないかと思います 和牛のように「予選で全部違うネタをやる」ようなコンビであれば全然問題ないですが,M-1で勝負できるネタが1,2本しかないコンビにとっては結構不利です。何か対策があるのでしょうか? 「みんなで作る漫才の教科書」内の100円記事68本全部

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