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ライブ配信を終えて

先日、ずっと目標にしていたライブ配信を終えた。
今やスマホ画面の向こうにはライブが溢れかえっておりもはや何の目新しさもなく、はたから見たらよくある若い子のほんの数十分のちょっとした生配信なのかもしれない。そんなちょっとしたものが私にとっては到底手の届き得ないものであると分かっていた。だから自分のやること、やりたいことの視野にさえ入っていなかった。

ライブ配信の醍醐味はなんと言っても、ライバーとリスナーがリアルタイムでコミュケーションを取れるということ。そのキャッチボールがなければビデオメッセージ、VTRの形で事足りるのだから。
予想通りだったけれど、初めてのライブ配信を終えて、やはり私はそのキャッチボールがあまりできなかった。会話におけるマルチタスクというのか、自分から言葉を発すること、目で文字を見て相手の言葉を受け取ること、その言葉から相手が自分にどんな言動をしてほしいのかを汲み取ること、それを口から言葉を紡ぐこと、それに対する反応を見ること、、。それが初めての環境でかつ自分1人対リスナー複数人だというのだから四方八方から自分ひとりにいっきに見えない矢印が向けられているようなそんな感覚。時間の流れが遅い私にとっては処理しきれない事象であって、それでもライブ配信を見に来る人の目的というのはライブ配信をライブ配信たらしめる、その矢印の同時進行を楽しむことであるはず。だからこそずっと自分には向いていない、怖いという感覚があった。

ライブでも話した通り、今回のライブ配信の目的はファンクラブの方々へのありがとうを伝えるため。これまで私は動画やテキストの形でのみでみなさんの前に現れ、いただくコメントやDMでいただいた言葉には本来なら全ておひとりおひとりに言葉でお返事をしたいところだが、基本的には言葉でのお返事はせず読みました、とか、ありがとうの気持ちをハートマークの形で反応をしていた。理由としては、ひとつは、自分の悪い癖である文章が長くなるということによって全てのコメントにお返事をしていると途中で疲れてしまったり、本来、喜びであるはずのやりとりが「やらなきゃいけないこと」になってしまう可能性が隠れていること、もうひとつは人によって文章の長さに差が出てしまったり、また時間がかかるせいでこの方には返したのにこの方にはまだ返せていない、などの平等性が失われる状態になり得るため、おひとりおひとりが大事であり大切にしたいと思う自分としては平等でなくなってしまうことは避けたいことだからである。DMのメッセージはCandfansにはいいねの機能がないため、言葉で返せるときと返せていないときがあり、返せても結構な時差も出る。言わば基本的には一方通行の状態であった。
昔と違って今はファンクラブで推しのことをもっと知りたい、お話したい、仲良くなりたいという願いがインターネットによって叶う時代である。ファンクラブというものもそもそもキャッチボールができる場であることも多いのではというイメージがある中で、自分はそれができていないことに疑問のようなものを感じるようになったのは、みなさんのあたたかいコメントをたくさんもらうようになってからだ。ただ普通に返すのではなく、自分の苦手なことだろうと何か楽しいと思ってもらえる形で頑張ってみようと思えたのはファンの皆さんのあたたかい気持ちのおかげに他ならない。

初めてのライブ配信を終えて、やはり自分には向いていることではないと分かったし、ずっと分かっていた、向いていないということとでも実際にやってみないとわからない、の狭間でのうじうじを実際にやってみることで解消させたい、やっぱり向いてなかった!という確信を得て向いていないということをはっきりと確かめたいという目的もあったから自己解決できて自分の中での隠れた大きなタスクを達成できたような感覚さえある。(自己完結)
あと他の言語でひたすら自分から話すって本当に難しいなと反省した一方で、これからもっと勉強頑張ろうというモチベーションにもなったから海外の方々向けにも挑戦してよかった。(やる前は緊張と不安のあまりお腹が痛くなったけれど…。)

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ライブ配信の様子はアーカイブされている為、いつか投稿します。
ちょっとまた別の話にはなりますが、YouTubeチャンネルもちょっと興味があるので、ライブ配信はせっかく年齢制限のない普通の映像だからいつかYouTubeにアップしてみようかなと思っています。
私はインスタやツイッターやティックトックはユーチューブやポコチャ、、、なぜこんなに種類があるのかを辟易してしまいきっと20代ではめずらしい部類なのかもしれないけれど、時代に置いていかれたくないわけではないけれど、苦手なことを苦手を言ってそのままにしておくと脳が老化していくのが嫌だなという気持ちがずっとあったから、挑戦するきっかけをくれたあたたかいファンの方々に感謝しています。

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