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ぶいちゃ感謝祭(3) 作問のこと(下)

私、Fujisawaは先日の2024年5月18日(土)、VRChatでのイベントとして「ぶいちゃ感謝祭」の主催行いました。イベントは大成功を収めることができたといっていいと自負しています。
イベントの様子はVRC放送局さんで生配信され、現在はYoutubeのアーカイブで見ることができます。

今回は前回に引き続きまして、ぶいちゃ感謝祭に出した問題の作問の意図とかを話していきたいと思います。前回の記事はこちらから


各ピリオドのテーマについて(下)

各ピリオドにはテーマがあります。
前回に引き続き、それぞれどういう意図で作問していたのか簡単に話をさせてもらおうとおもいます。
今回は、後半Period8から。

Period8 VRChat 雑多

このピリオドは、参加者に頂いた問題の中でも、VRChatに関わる問題を集めました。
頂いた問題を散りばめるか、まとめるか考えた結果、基本的にはまとめる方向にしました。
一部の問題は別のピリオドに使用しています。
ちなみに、途中で終わってしまったため、使わなかった問題が2問あります。メタカルさんとバチャマガさんの問題ですね。ちなみにバチャマガさんの問題はX(旧:Twitter)で公開されています。答えはツリーから。

なお、頂いた問題も全問題裏取りして、必要なら解説を入れているのですが、唯一裏取りが失敗した問題があります……。いや、専門知識が必要すぎるって……w

裏取りしてたら色んな別解が……。答えはアーカイブの1:02:06~

Period9 お笑い(M-1グランプリ)

このピリオドは、芸能系のピリオドを1つくらい入れてもいいなと思って入れました。……が、私自身芸能系疎いため、芸能系問題の作問ができません。そこで、誰でも知っているであろう賞レースであるM-1グランプリに焦点を当てて、ルールを決めて問題を作成しています。一時休止から復活した第11回大会(2015年)から順に最新の第19回大会(2023年)までの9問作成していました。ルールは以下のとおりです。

  1. 各回、1位から4位までを選択肢に提示する

  2. 前の問題と同じコンビが選択肢にあった場合、前と同じ番号に提示する。

  3. 答える内容は「優勝者」。ただし最終問題は「準優勝者」にする。

2.のルールはこのピリオドだけのルールではなく、全ピリオドにわたってのルールです。最後まで配信を見ていただいた方でしたら、このルールを採用している理由が解るでしょう。
3.のルールは最終問題は最新のことなので、記憶に新しいだろうと思い、一ひねり加えるつもりで入れました。が、同時におそらくこのピリオドは途中で終わるだろうなとも思っていました。

第15回(5問目)時点で残り2人。尚、この発表の後……(アーカイブ1:09:18~

なお、このピリオドのボーナスクイズは全問題でも最高難易度にしています。これは、ピリオドの性質的に得意と不得意が大きく割れるだろうと考え、ピリオドチャンピオンがボーナスクイズまで取ってしまうと差が開きすぎることを危惧してのことでした。
実際、正解数は0。ちなみに、70人が全員適当に押しても平均3人くらいは正解する計算です。正解者0になる確率は5%くらいですね。

解るわけがない。答えはアーカイブの1:11:33~

Period10 芸術

文系的な問題も作りたいなと思っていたら、投稿問題で良さそうな問題を頂いたので、芸術のピリオドが生まれました。
芸術と言っても多義にわたりますが、音楽、絵画、そして日本からは陶芸をチョイスしました。

この問題がなければこのピリオドはなかったかも。答えはアーカイブの1:14:29~

私もゴッホの『ひまわり』くらいなら知っているのですが、『星月夜』は知りませんでした。調べたらクイズとしてはベタ問に近いみたいですね。そして調べるうちに派生問題を思いついたのですが……。その結果は配信アーカイブにて。

Period11 アニメ・漫画

これは入れなければいけないかなと思って入れたピリオドです。
そろそろ皆さん疲れてきた頃でしょうから癒やしの意味も込めています。
古めのものと比較的新し目のものを交互に出題しています。何問かはどれだっけー?ってなったりへーそうなんだ。ってなる問題を入れてます。アンパンマンの問題とかはそうですね。

え?正体!?ってざわつきました。答えはアーカイブの1:23:42~

最終問題は前回にも書いたトラップ問題ですね。おそらくそこそこ人数が残るだろうと想定して急に難しくしています。

Period12 VRChat システム

最近のVRChatのシステムから出題です。1問目とボーナスクイズはあえてカンニングができる形式としています。これは、結構ギリギリな時間制限があることと、ボタンを押すだけではない、違う動きをさせてリフレッシュさせたかったという狙いもあります。

答えたあとに調べて間違いに気づいた人も……。答えはアーカイブの1:28:22~

Period13 雑学

1問目はひっかけクイズ。他の問題は頂いた問題の中から雑学ジャンルのものを集めました。1問目でふざけたので、残りの問題は真面目な問題ばかりですね。
ボーナスクイズは4つの並び替えといえば、ということで四字熟語問題です。正直難易度帯がわからないので、全然知らない言葉にしてみました。後日聞いた話によると、動詞になる漢字と目的語になる漢字が2文字ずつあったため、わかる人にはだいぶ選択肢が絞れる問題になっていたみたいです。

言われてみれば、動詞が2個あるなぁ。答えはアーカイブの1:40:51~

Period14 調整用ピリオド

ここまで入れたいと思っていた最後のピリオド。頂いた問題の中で、これまでに入らなかった問題を入れています。
VRCお笑い道場さんからの問題は入れるか悩みましたが、選択肢の中に名前っぽい選択肢がそんなになかったため、知らなくても行けるだろうと踏んで入れました。いじれそうでしたし。
最後に漢字の読み問題を入れていますが、こういう表示もできるんだよ。というデモ的な意味合いもあります。

実は選択肢は全部ナス科です。答えはアーカイブの1:46:44~

Period15 地理(建築物)

ここから先は予備用のピリオドです。時間が余ったら採用する予定で、このピリオドは間に合いそうだったので入れました。
文系の問題が少なかったので、建築物の地理問題としています。
基本的には簡単な問題を続けて、そして最終問題では……。

「えー?どこだっけなー?」という声も。このピリオドは最初はアーカイブの1:48:45~

Period16~ その他の予備ピリオド

ちなみに残りの予備ピリオドは基本的に真面目なピリオドでした。

  • Period16 情報

  • Period17 理系

  • Period18 英語

その中にちょっとお遊び要素はいれてますね。

最後に

作問についての意図ですとか、こういう事を考えながら作ってました、みたいなエントリを2回に分けて書いてみました。
この形式の問題は、読み問題、表示する問題、正答1つ、誤答3つと場合によっては解説も書かなければならないのに、1問あたり1分そこらで消費してしまうのはコスパが悪いなぁ、と感じることもあります。
意地が悪い問題も多いなぁと思いますが、うまく作問が刺さったときはとても嬉しいですね。


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