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ぶいちゃ感謝祭(2) 作問のこと(上)

私、Fujisawaは先日の2024年5月18日(土)、VRChatでのイベントとして「ぶいちゃ感謝祭」の主催行いました。イベントは大成功を収めることができたといっていいと自負しています。
イベントの様子は、Youtubeのアーカイブで見ることができます。

今回は裏話その2ということで、ぶいちゃ感謝祭に出した問題の作問の意図とかを話していきたいと思います。前回の記事はこちらから


作問の問題数

前回の記事でもちょっと触れましたが、2時間の配信中に使用した問題数は、通常問題が76問、並び替え問題が15問の合計91問でした。
一方、用意していた問題数は通常問題が104問、並び替え問題が21問の合計125問です。
2時間番組だったので1問あたりおよそ1分を想定して作りました。ちなみに、脱線せずに淀みなく進行することで1問あたりに消化する時間はおよそ40秒ほどです。

作成問題数もエクセルで管理してました

なお、用意していたピリオド数は、17ピリオドです。そのうち使用する予定だったのは13ピリオド。予備として4ピリオド用意していました。

タイムスケジュールとピリオドはこのように組んでました

用意していたピリオド数より、並び替え問題のほうが多いのは、ピリオドを分割することになったときの予備問題です。
実際、本番ではPeriod6が2つに分かれて、Period6と7になっています。

問題の難易度について

問題の難易度としては、知っていれば簡単、知らなければ半々くらいを目指してつくっていました。
また、今回はクイズ慣れしていない人もたくさん参加されるので、様々なジャンルから問題を作ろうという形になっています。
難易度が簡単すぎると無双する方が現れてしまうので、難しいところです。ところどころトラップ的な問題も入れてバランスを取っていました。

周辺地域の知識まで必要な問題。答えはアーカイブの1:25:28~

全体のバランス的には50~60%くらいの正解率になればいいなと言う感じでした。実際、55.96%だったので、作問意図としては成功しています。
もうちょっと簡単な方が良かったかも、とは思うのですが、1位の方の正答率が74%だったので、ちょうどよかったのかもしれません。

なお、ボーナスクイズは激烈に難しくしています。大体、ピリオドチャンピオンに1~2問くらい正解が出ればいいな。と、思ってました。実際2問正解だったのでうまくいったなと思ってます。
理由としては、次のような感じですね。

  • あまりピリオドチャンピオンが正解しちゃうと、上位と下位が離れすぎる

  • チャンピオン不正解のとき、他の正解者にカメラを向けるつもりだったので、あまり多すぎると困る

  • 何もわからなくても1/24の確率で正解することができる

  • 難しいほうが当たったとき嬉しい

ボーナスクイズで正解した方にカメラを向けると、素敵な笑顔をいただくことができました。

嬉しそうな正解者

各ピリオドのテーマについて(上)

前に出した画像の通り、各ピリオドにはテーマがあります。
それぞれどういう意図で作問していたのか簡単に話をさせてもらおうとおもいます。
まずは、前半Period7まで。

Period1 VRChatの歴史

最初はやっぱりVRChatの問題としました。過去の出来事を当ててもらうピリオドです。そんな事もあったなぁ、とか、そんなに前だったっけ?みたいな話になるといいなと膨らめばいいなと。
あと、最初に確実に共通の話題を入れることで、皆さんの緊張をほぐせないかなという意図もありました。

1問目として最適な問題を送っていただけました

Period2 時事

このピリオドは「VRChat関連の問題だけじゃないよ」ということを伝えるとともに、ガッツリ真面目なピリオドなので皆さんが疲れていない最初の方に入れました。
1月~5月の問題を1問ずつ作成。5月の問題は最終問題なのが予想できるのですが、回答が一癖あり、焦ると失敗するよ。という問題としていました。
が、4問目で終わりましたね。悲しい。

幻の最終問題

Period3 ひっかけ

前のピリオドが硬い問題だったので、むちゃくちゃ柔らかくしました。1問目の難易度はあまり高くなく、どういうピリオドかが一発で解る問題としています。

「Z]……が、ない!?。答えはアーカイブ25:05~

なお、最終問題は謎解きとなっていました……が、到達しませんでしたねー

結構ガッツリ謎解きです。答えはエントリの最後に。

Period4 VRChatワールド

VRChatの有名なゲームワールドを使ったピリオドです。実は全て1つずつ正解となるようにしているんですよね。大体3割位はVRChatの問題にしたいと考えていました。
並び替え問題はもともと4択クイズとしていただいたいのですが、ピリオドにちょうど良かったので、並び替え問題に改題させていただきました。

改題した問題。選択肢は頂いたまま使っています。答えはアーカイブ37:51~

Period5 ゲームハード

据え置き型ゲームハード第3世代(ファミコン)~第9世代(ニンテンドースイッチ)までの問題をつくっていました……が、第6世代(プレイステーション2)で終わってしまいましたね。逆順にしたほうが良かったのでは?と、あったのですが、最終問題でえ~ってなる問題にしたかったので、こっちの順になったんですね。

もうそんなに経つんですね

Period6~7 雑学2択

5秒で答えるピリオドです。最初の1問はチュートリアル。他の問題は「そうだったんだー」って思うような問題を集めています。
なお、このピリオドも途中で終わったのですが、最終問題とボーナスクイズは繋がっているため、予備並び替え問題を使用しました。
実はこの予備問題、最初はPeriod2(時事)用のボーナスクイズとしてつくってボツにしていた問題でした。問題の傾向としてはちょうど良かったですね。

予備問題。答えはアーカイブの50:07~

で、最終問題は急に15秒の間違い探しです。これは、テスト時にパブロ・ピカソの本名でやってみて、面白かったので採用しました。

テスト時の問題。3行だと見づらいということもわかりました。制限時間は30秒!

テスト時は、時間をかければ答えがわかるようになっていました(4択なのでで変わってるところがわかれば、間違いと解る)が、こちらは知識も必要となっています(2択なので、変わってるところがわかっても、知識がないと解けない)。
最終問題か!?って気づいた人は早押しできそうですし、そもそもわからない人は2択に掛けるしかないという、色々作戦が考えれそうな問題としています。

急に15秒問題。答えはアーカイブの54:05~

ボーナスクイズは「いろは」で繋がっています。「衣」がぱっと見「い」かな?と勘違いさせる仕掛けと、「え」と「ゑ」を両方いれるという意地悪問題となっています。

順番はさっき出てたよね?答えはアーカイブの55:32~

最後に

エントリが長くなってきたので、続きは次回にしようと思います。少しでも面白いなと思っていただければ幸いです。

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