月の光で文字を書く

フジサキルネッサンス(俗称:フジルネ)最後の砦『GOOD LOVIN'(グッドラヴィン)』。彼らの楽曲《under the moon》を失敬させていただいております。彼らとの出会いは確か会社立ち上げて間もなく、O-WESTに出入りしてた頃だから、多分20年以上前。嘉風氏よりも少し前のお話。

当時のO-WESTのスタッフチーム(遡ることさらに昔、横浜VIVRE&マイカル本牧チーム)が推してて、なんか仲良くしてもらっていつの間にかライブを手伝うようになってましたね。僕も会社立ち上げて自由だったから割と傾注してました。毎週金曜日の夜にハチ公前で路上ライブで演ってて、チラシとか作って配ってたりしてましたね。なつい。毎週違うデザインにしたり、トレペに出力して毎週集めて重ねると1枚の絵になるみたいなおシャンなコトしてました。

彼らは兄弟デュオで大和の方に住んでてて、ライブ終わるとその日の売り上げで(路上販売は違法です)飯食って、そのまま一緒に大和に行ってウイイレとかやったり、取り留めもない話をして朝に帰る。みたいな《超青春》ですね。ビックリするぐらい食えなかったし「やってる感」に満足してた時代。まぁ、どこにも負けないくらい「やって」はいたけど。

毎週毎週同じ時間にハチ公前で歌ってて、曲と声はめっちゃいいので(kazuyaさんは詩吟師範)、やってる感'sの彼らにもチャンスは巡って来て事務所ついていい感じになって、ケミストリーに楽曲提供して、サポートメンバーでアリーナツアーとか廻ってましたね(僕は行ってないよ)。その頃にオレペコとか平井堅さんのプロデュースしてたURUさんに会って、嘉風くんと知り合う流れですね。今回のギターの円さん(円山天使)もそう。だったはず。円さんはhironのサポートしてはず。そこで、智(石川智)さん出てくるんだ!hirro:nの「Mangosutana」ってアルバムのdeliciousでえげつないパンディロ叩いてる人がいて、それが智さんだったんだ。このアルバムは名盤なので聴いてください。なつい。もはや走馬灯。

で、知名度もあがったりしてAk☆さんはずっとJ-WAVEでレポーターやってたし、僕もそのおこぼれでジョンカビラさんのグッズのデザインとかさせてもらったりして…。おお、なんかすげーなついな。今日最終回かな。

でもって、その時に作ってたGOOD LOVIN'の「月」っていうアルバムに入ってる「under the moon」を今回は《フジルネ》に入れましたよ。って話(ここまで一息)。

なので歴史的には「kaoru」→「GOOD LOVIN'」→「ピストルモンキー(ズ)」→「miyumiyu」っていう系譜ですね。だからなに。

GOOD LOVIN'の曲はずっとやりたかったんですけど、ご拝聴のとおりかなり難しいので、ある程度「歌う」ことのスキルがないと出来ないなーと思ってて、前回のラグヌュで試して(失礼)「あー、ここまでは出来るか」と思って、今回の『音楽』のワンマンにぶつけた感じです。16のココまで跳ねる系って今までないから、これが歌いこなせるようになると、またちょっと違う景色が観れますよね。

15年くらい前の殆ど知られなかった曲たちが、こうやって世に出て新しい人たちに出会えて「いい曲!」って言ってもらえるのは冥利に付きます。こういう歴史を知らなければ完全に新曲ですからねー。じゃあ言わなきゃいいのに。いつだって良いものは良い。あー眠い。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?