dubrise2

6月のアタマにsunshineさんに「そろそろダブれない?」ってLINEして、そしたら19日月見ルが空いてるっていうから、速攻配信チームに「スケジュール空け(ろ)て」ってお願いしてワー!ワー!ってやったのがコチラ

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です。

dubriseのやり方として、まず「双方譲れない曲を出す」というのがあります。これだけは自分setで演りたい相手の曲。
僕は「cross」と「previously」(ちなみに「previously」は未だになんて発音するのか知りません)。sunshineさんは「sanzan」とあとなんか。
で、お互いセトリ決めて、せーので出して(LINE上)で調整するんですけど、意外と全くかぶらなかったですね。

今回のfujisaki setのテーマは「生と死」です。
nuanceだけでは絶対扱うことのないであろうテーマ「死」。やりがいあーるー。だからRHではとにかく「死んで」って言ってました。人様のアイドルに「死んで」を連呼する、ひどい人ですね。

「MLD」はsunshineさん使いたいだろうなーと思って最後まで言わなかったんですけど、せーので出したら出てこなかったのでヤッター!ってなりましたね……。あれ?気を遣われたのかしらもしかして?知らんけど。

「MLD」超エモいじゃないですか。最後のとこ。メンバーの人数の変化によって追う人や待つ人が変わるストーリー。エモい。で、現状5人では新メンが2人残るところで《つづく》になってるんですよ。これがいつか、5人一緒に走り出すストーリー(振付)になるんだろうなーって思ってたので「これはもう先にやるしか!」つって、RHで「もう5人で向こう行って」って言いました(笑)。「previously」はもうゼンマイになりたいじゃないですか。それだけです。それだけ君です。「cross」はどっかのライブで一緒だった時にamebaちゃんが『cross!』って言ったのを『殺す!』って空耳したので、nuanceに死んでもらいました。それだけ君です。「in the dark」は映像では見えづらいんですけど、クロノスのメンバーに『死にそうになりながら出てきて立ち位置で死んで』ってお願いしました。本番直前までは『スーッと出てきて死ぬ』だったんですけど(結局は死ぬ)本番中、nuanceがハーバームーン演ってる時に舞台袖に行って『やっぱ大々的に死んで』って言いました(nuance意外にも無茶振りを強要する姿勢)。

そ・ん・な・こ・と・よ・り・!

当日が大変だった話をしたい。「月見ルは現在工事中で会場(客席)が少し狭くなってるらしい」という話は事前に聞いていて「まぁ、大丈夫でしょ」なんて思って会場ついて、一番はじめに僕が思ったことは。

「今日、どっか他に会場空いてたかな…」

でした、ステージと音響ブースとの距離。およそ90cm。工事の為機材が前に出されてて、とにかく居場所がない。配信チームにも「気合が入っているので、とにかく予算を度外視して(←)いい機材を持ち込みなさい」とお願いしたので、機材がデカイし多い。置き場がない。僕らには時間がない。前に降りたり飛んだりする演出が出来ないとなると、こだわりを含めたカメラワーク(全て当日まで説明なし)とか全ての演出を変更しないといけない。あんなに練習したのに(3h)。

が。こんな時にこそチームワーク。ビバチームワーク。月見ルさんにも無理をいって「アレ…どけてもいいですか?」「コレ…穴開けてもいいですか?」等々。お願いを聞いていただいて(アイドル意外にも無茶振りを強要する姿勢 part2)ギリギリ。マジでギリギリアウトのところに全てをセッティングして、ギリギリセーフ。持ってきた機材の半分は車に残したまま。

で、あの映像が出来たのでウチの配信チームはバラシスですね。文句ひとつ言わず、最前の方法と手段で最高の状態に持ち込む。楽しみながら。ビバ。
そして、当日RHで全部繋ぎの確認しかしなかったのに、全曲バッチリキッカケ合わせてきた照明のshigemura氏もバラシスです。何も言わずとも勝手に演る人大好き。

本番は観ていただいた通り、ギリギリのとこで戦った漢たちとギリギリまで何をやらされるか聞いてなかった役者達(←)の見事なチームワークで、なんかホントにいいものが出来と思ってます。ひとつの作品として。『ライブ(配信)でやる意味がある作品』が出来たなと思います。お客さんが入れないなら《入れないから・死角があるから》出来るコトをやろうと。そうすると、会場には足を運べないけど少なくとも会場に来たことがある人は「あそこ普段使わないとこじゃん!」とか「あーここが見えないからその隙に!」とか、逆の意味で想像を膨らませてバーチャル的に会場に居るコトができるかなって。

dubriseって、1曲ずつ交互にやるので緊張感半端なくて、でもその時に交互に観たりして「おおおっ!かっこいいなおい!負けねーぞ!」みたいな感じで、その場でグングン伸びるんですよね。アレが観ててやばい。ましてや配信なので、観てる人と情熱の共有が出来ない(今回はスペース的にモニターも置けなかったのです)。でもそこで否応なしに最高のパフォーマンスをする。それを届けないといけないテックサイド。半分終わった時点で全員が「ま、まだ半分か…」というくらいの疲労感。ある意味デカイところで演るワンマンよりも緊張した…。でも、観ていただいたお客さんからたくさんの楽しんでいただけた声を聞けて、当月に準備期間ほぼない状態だったけど(いつもそう)やれてよかったし、次はもっと広いとこでやりたいねとsunshineさんとも話したので次はもっとバキバキにやりたいですね。


ここからはセトリのネタバレ(僕の妄想)コーナーになります。自分の妄想だけに留めたい人はココで引き返してください。

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最後の街(SE:town)に来た5人が最後に別れを告げようとする(MLD)
けれど、やはりまだ忘れられなくて思わず駆け寄ってしまう。

ふと、振り返ると街の住人と思しき謎の少女達(nuance)が現れる(tomodachi)。「トモダチ二ナリタイデス」とカタコトの彼女達に導かれるまま、街を彷徨っていると、いつのまにか彼女達に記憶を巻き戻され(previously)この街に来る前、まだ楽しかった頃の記憶に翻弄されていく(Love cholate?)。

「本当に楽しかったのか?だからこの街に来たんじゃないのか?」とハッと目が覚める一人の少女(ameba)が声を上げると(cross)、謎の少女達はまるで歯車が止まった人形のようにパタリと動かなくなる。
しかし為す術もなく“最後の街”に翻弄され続ける5人。

「ダイジョウブダヨ」と5人を嘲笑するかのように舞う少女達(ハーバームーン)。夜明けが来る前に、ひとり…また一人と息絶えていく(in the dark)。


真夜中、一瞬のスコールが過ぎ去り

愛が落ちそうだ
つながる言葉で
固く結んでそばに置きたい
雨にも流れぬよう

と詩う謎の少女達(雨粒)。

「触れた痛みが 浮かんだ月に溶けていく…(MLD)」

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です。エモ!

ラブチョコのトコは初めは「サーカスの来ない街」だったんですけど、あまりにも暗すぎたのでやめました(笑)。

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