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テレビ。

COVID-19が猛威を振るうこの1年で、多少なりともエンタメに片足を取られている者として感じたひとつに『テレビってやっぱスゲーな』がありました。「若年層は観てない」とか「コンテンツが弱い」とか。まぁ、弱点をあげれば枚挙に暇がないのですが、ハードじゃなくてシステムとしてのパワー。ハードは時代とともに劣化していくものなので止むを得ない。元々が口伝で始まり(もしくは狼煙)、手紙・新聞・ラジオ。そしてテレビ。

誰でも無料で観れる(N●K以外)!と思いきや、スポンサーがいて、CM・タイアップ等で製作費は補われてる。点ければとりあえずなんかやってる。面白かったりタメになったり、感動したりできる。インターネットはそれを『持ち運ぶこと』に成功したハード。だから「テレビがダメ、インターネット動画が良い」とかいう話じゃなくて時代が進んだら、更に進化した何かのハードが生まれるもの。でも、システムとしてはテレビのシステムが現存する《民衆共有型システム》としては卓越してると再評価(偉そう)した次第です。

というワケで『ヌュマ on TVSP』はテレビっぽいことをしてみたいと思ってやってみた次第です。好評で嬉しみ。

テレビっぽいコトをしたいから、計算式的には

(ちゃんとしたい)-(スポンサーはいない)×(でもちゃんとしたい)=自費。になるんです。

演りたいコトがあって(テレビっぽいコト)
演れそうな人たちがいて(ヌュちゃんとか)
演れる環境があって(グミ・卍・ヒロシ)

演れない(スポンサー:お金)

のは、完全に事務所の責任だし「演れそうなのに演れない」のは次世代預かってる身としてはよろしく無いコトなので

「まぁ、なんとかなるだろう」

という気持ちで演ってみました(a.k.a.破産)。
ちなみに「じゃあ観る人からお足をいただけばいいのでは論」があるんですけど、今回は「テレビっぽいコト」をしたかったので、スポンサーというコトに重きを置いています。まぁ、最終ひよって「見てのお帰りチェキ」だすんですけど。かしこ。

(よくご存知の読者はお解りかと思いますが今回は長いヤツです)

当初、ライブの予定だった5/1-2のエクストロメ?みたいなやつが飛んで。
「えー。超暇ジャーン」ってなった時に「あそこが出来ないとなるとasiaも有客NGになる?」と本当に良く無い想像をしまして(よくないぞ)。速攻連絡したんだけど「まだどうなるかわからないですー」ってなり(それはそう)。とりあえず「やるかわかんないけどー」って“グミ・卍・ヒロシ”の《ヌュアンスさんチームセット(ご一緒にドリンクはいかがですか編)》を召喚。と同時に、同じ出演予定だったクロノスに「出るでいいよね?ウチら家族だもんね?」で交渉成立。次にリンワンさんに声かけてキープ(←)。が、25日くらいまでの話。28日にasiaが配信だけなら使えることになって、情報公開したけど、NaNoMoRaLと毒島以外の他の演者さんが確定したのも28日(笑)。相変わらずのヒヤヒヤさせるぜ!(ほんとすいません)

残す2日(実質1日)で、各グループに「TECに資料渡したいから、当日のセトリと歌割出せや」っつって脅しまくって当日の朝。まさかのミサキサンからオープニングトークの台本が届くの巻。「大きくなって…」と感涙。

(やべー、書くの飽きてきた)

で、当日の朝通常よりも早く入って、あーでもないこーでもないと言いながらセッティング。ある程度整ったところで、配信チームの会議に耳を傾けると「倫子がここでこーくるから、そしたらみょんを…」とか「かほがここで…」とか話してる。曲と歌割完全把握。恐るべし。逆に引く!(ちなみにミニマリング勢(クロノス含)は「もうわかってるから大丈夫」と強いオコトバを頂戴しました)グミも卍も(DAY1は“虎の子シゲムー”)短い時間でバキバキに決めてきてくれて嬉しみ。しかもギャラは要らないなんて…(言ってない)。

でも、今回のメインはライブよりも(おい)トークコーナーよりも(おい)…。

【ライブ終わった後のasiaの階段を登ってくるシーンを俯瞰でおさえる】

↑これに尽きます。このシーンが撮りたいがだけのために(おい)asiaを押さえたと言っても良い。過言ではなく実際そうだから良い!あそこエモいですよねー。エモ味成分出てますよねー。アミノ酸だったらバケツ3杯分は摂れてます。

ま、別に共感してくれなくていいんですけど。

で、DAY2でまさかのアクシデント発生“毒島大蛇倒れる(もう元気)”。その連絡を受けた瞬間「生放送感ある!」って思いました(すいません)。各グループの持ち時間は照明やカメラワークが決まってるから増やせない(テレビっぽい!)。かと言って、出演減ったから押して始めるのもなんかかっこ悪い。。ってコトで急遽出演者を募集するドキュメント(結果TEC泣かせ)を始めました。マジでたくさん連絡いただきまして、結果15分枠を2組にするっていう…放送時間自体が伸びるっていう…謎のスキームが発生しました。これ本当にノンフィクションなんですけど、それで音・照・カメラ合わせてくるヌュアンスさんチームマジで強いなと思いました。しかもギャラは要らないなんて…(言ってない)。

今回の配信を完全無料にしたのはもうひとつ理由があって、去年COVID-19世界が始まってドタバタするなかで「配信ライブ」という手法が始まり、その模索にたくさんのファンの人たちが手を差し伸べてくれて(お足をくれて)、そのおかげで今の『ヌュアンスさんチーム』が居るんです。突然の対応力は全てこの1年で磨かれてきたチームワークだから『私たち、1年でココまで出来るようになったのよー』っていう御礼配信でもあるのです(いいコトを言っています)。緊急事態宣言再発令でからの延長で郊外に出たくても様々な事情で出られなかったりするなかで、そこそこちゃんとした(自負)システムでライブを持ち運べたら少しは気も紛れるんじゃないかなとか。僕らエンタメなんで、それくらいしかできないんす。って大人なんで思いました。大人なんで。

それと、あの独特の緊張感がメンバーをその場で育てるのでバラシスです。今回の演者さん、全員あのタイミングで伸びたと思ってるし全組ライブ最高だったし(自負2)。

あとはこれをどうやって、より多くの人に届けてマスまで辿り着くか。それがこれからの僕の課題ですね。

で、終わった後にTECチームが「あそこもっと、あーできたのにー」とか悔しがってるのマジでエモい。

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