brownieの解

「えー!先にー!?」なんかそう云うのがあってもいいかなという感じで。
ネタバレが嫌な方はここから先は読まない方が身のためです。寿命が縮みます。嘘です。ネタバレは本当です。でも、まぁ、大体が適当なのでどこまでバレるのかは知りませんが。


アルバムタイトル「brownie」に大きな意味はないです。ストレートに1stの「gachi choco!」から3年。ひとまわりした感あるじゃないですか3年て。ほろ苦くなった感じ?それだけです。それだけ君です。それだけだよ、マジで。作り始めたのがいつだったか覚えてないです。そう云うのはそう云うのをまめに記録してる人に聞いてください。でもEASTワンマンの時でも全然できてなかったから2月の終わりくらいから「つくろうかー」って言い始めた気がする。その時はまだCOVID-19がなんだかんだって、まだそこまで騒がれていない頃で「おらおらー」って感じで打ち合わせしてた気がします。

でも、想像以上にCOVID-19の影響は凄まじく、EASTが出来たのは奇跡でしかないし、なんだったらタイに行けたのもギリギリだったし。アルバム入稿するのもギリギリだから、KAT-TUN的に生きています。ははは。

COVID-19から世界は全てが大きく変わりました。医療従事者の方はまだまだ戦っているだろうし、国だ、世界だと目を向ければ「世の中を救わなければ」と立ち向かってる立派な人たちばかり。その瞬間、日々発生するエンタメは必要性を見失います。nuanceを初めてはじめて立ち止まった瞬間です。

「さてはて、困ったぞ。」となりましたが結論は「エンタメが必要とされる時にスグに飛び出せるように準備(通常運転)する。」でした。もちろん、情勢・環境・産業・経済を鑑みたうえで“オモシロイコト”が出来るようにするという判断のもとです。ちなみに補足ですが主としてCOVID-19下においてのエンタメの活動についての是非には正解はないと思っています。あくまでも僕の判断です。ROLAND的に言えば「フジか、フジ以外か」というヤツですね。なので、その判断についてきてくれているメンバーやスタッフには頭が下がります(*実際には下げません)。

そんななか、数年振りにMAMBOとヒロシドソレイユ率いる映像チームを引き入れて《オレのセトヌュ》とか《dubrise》を連発して、単純にライブを観せるだけの映像ではなく“一緒にワクワク出来るナニか”を模索した半年でした。情勢が大きく変わっていく日々。志半ばで解散してしまうユニットさんや閉店を余儀なくされたライブハウス。無観客での配信。と心が持たない環境でnuanceの4人はひたすらライブとレッスン。よく戦ってきたなぁと思います。8月ほとんど休みなかったし。エラちゃん。

個人的には改めて《人と人》の大切さと『結局最後はハートじゃね?』というコトを痛感した日々でした。コミュニティの大切さ、ひとつひとつのライブの意味、それを迎えてくれるお客さん。まだCOVID-19の情勢は続きますが、この3年間で得られたものを再認識するありがたい日々。誤解を恐れず言えば、nuanceはコレがあったから大きく整いました。本当にあの4人はタイミングが良い。『3年でデカ箱凱旋ワンマン』を目標に積み立ててきましたがそこに立てるナニかは手に入ったと思います。ここから先に飛び立つために3年間ひたすら基礎!みたいな。しかも自衛隊ばりの基礎!みたいな。ジャンプ手前のしゃがむのを3年しゃがまされてた!みたいな時にギュン!と引っ張り上げられた感じ。でもって、僕自身も大きく悩んだ半年でした。当初予定していた青写真はCOVID-19によりどう考えたってどうにもならない。この先の展開をどうするかナニがオモシロくてワクワクできるのか。それに対してはひとつ答えが出せたと思っています。言わないけど。

なんか、そういうアルバムになったと思います。
誤解を恐れず言えば(part2)COVID-19がなければ“鳴らせなかった音・言葉・表現”。すごく柔らかく包んでくれるアルバムです。僕と嘉風は完成した音を聴いた時に泣きました。

どうやら世界は大きく変わりそうです。ていうか、もう既に変わってきています。そういった意味ではものすごくフラットになりました。言うなれば『HYPERFLAT』ですね。どこかで聞いた名前ですね。良盤ですよ。買い。
そういうタイミングで、こういうアルバムができて『街3部作』が完結して、整ってジャンプできる。次のターンにイケる。嬉しみ。

新しい価値観と判断基準を温故知新しながら 、たくさんの人に『ワクワク』を届けていく仕事。最高ですね。


え?brownieのネタバレですか?そんなんしませんよ。適当なんで。

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