努力しないと得られないもの(スキップとローファー感想5)
ここまではみつみちゃんの視点を通して周りの人達にスポットが当たる話が多かったけど、9話10話11話では徐々に再び志摩くん、みつみちゃん、そして志摩くんとみつみちゃんの関係にスポットが当たっていく
10話ではひょんなことからみつみちゃんと志摩くんの間に気まずい沈黙が流れる…
旧知の友達クリスくんに「学校の友達を傷つけてしまったかも…」と話す志摩くん
それに対して志摩くんに言ったクリスくんの言葉がちょっと印象的だった
対人関係がこじれた場面で「受け流す」とか疎遠にするということでこれまで解決を計ってきた志摩くんが、そのまま受け流したくなかった相手がみつみちゃんなんだと思って
そして学生時代の対人関係のこじれを全て「受け流す」「疎遠にする」で解決を計ってきた者あるあるとしては、受け流したくない相手ができてしまった時、どうしたらいいかがわからない…ー
(わかるよ…)
その完全に「どうしたらいいかわからない」モードに陥ってる志摩くんの一方で、みつみちゃんは自分の本音に気づく
(この時ちょっといじわるしたつもりが結果としてみつみちゃんの背中押しちゃってるミカちゃんの不憫さがすごくミカちゃんで良い)
それに気づいたみつみちゃんはそれを伝えるべく志摩くんに声をかける
了承したものの、二人きりになるといたたまれなくなった志摩くんは一言謝った後
と早々に話を切り上げて帰ろうとする(「家の用事頼まれてる」はたぶん方便)
みつみちゃんはそれに対して
と志摩くんに伝える
みつみちゃんにつられたように志摩くんも本音を喋りだす
本音ってなんだか格好よくなかったり恥ずかしかったりするものであることが多いから、無意識にふたをして建前を自分の意見そのものだと自分でも思いこんじゃうことってあるあるだと思う
だから自分の本音って丁寧に自分の内面を掘り起こさないと自分自身でも気がつけない
そう、本当の素直さを得るために努力が必要なのは別にミカちゃんに限ったことじゃないみつみちゃんも同じってことだ
そして志摩くんも