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センベロナイト

今日は仕事帰りに駅前の一杯のみやさんに立ち寄った。ビンビール400円、鯖の塩焼150円、ゆでたまご50円、ハイボール290円、合計890円
おまけに、無料の付きだしと貰い物のにんにく味噌、蔵出しの日本酒一杯が付いてきた。めちゃめちゃゆっくり、気持ちよく飲んでしまった。

お店はおばちゃんが一人で切り盛りし、お客さんは近所のおじさんが二人ほどいた。どちらもなかなかの高齢者。特に会話するわけでもなく、お互いちびちび飲んで、時おり話しかけられるママの言葉に応える程度。でも、二人とも常連さんらしく、ニコニコしながらお店をあとにしてはった。

自分の時間を自分らしく楽しむ。おじさんたちの不器用だけれど頑張って生きてきた人生のシワに、ママのやさしい言葉が染み込んで癒されているんだろうと思う。

静かで暖かい空間。まちの活性化と称して、沸き上がる熱量をふりまくスペースが多いけども、おじさんたちの王道的居場所であるセンベロ店はそんなものとは無縁に佇み、生きることの幸せを僕に語りかけてくれるようだった。

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