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映画感想。『アマゾンプライム編』

#フリッツホンカ
#映画好きと繋がりたい
#アマプラ映画









映画好きを名乗るには余りにも最近アマプラに頼ってる自分が、恥ずかしいけれど。
便利手軽な現実には感謝しか無いです。
うふふ。
『屋根裏の殺人鬼。フリッツ・ホンカ』
こちらの作品…。一応3回観ました。何回みても感想がかわらない(そもそももう観たくないよは論外)ものもありますが、この作品は観る回数を重ねると作品が可愛く思えてくるタイプ。
このお話実話です。
1970年頭ドイツで起こった殺人事件。
言わいるシリアルキラー物です。
当時ドイツでは衝撃的な事件だった様ですが…
事件も事故も災害も戦争も風化するのは早いけど…調べたら今だに犯人(ホンカ)が被害者を誘っていたバーや、事件のあった屋根裏アパートメントがしっかりあるらしい。(しかもここがホンカの家とか看板があるとか…)
ドイツだなー。同じ敗戦国だけど…日本と違うのは…よきも悪きも。忘れない。残す。痛かったり、辛かったり苦しかった人だけでは無くてね。
日本は痛かった辛かった苦しかった人や気持ちを共有しようとした人間だけが覚えている。後はナァナァ…になりがち。(この辺りの話は自国批判では無くて真剣に皆で見直すお話。)
で、映画を一回目観終わった先ず…感想。
『汚い』でした。死体じゃ無くて。生きてる人間と、部屋が汚い。で、一番強烈に汚いのがトイレ…ホンカのトイレが一瞬だけ出てくるのだけど…本当私が無理なトイレ。ホンカが連れこむ(殺す)汚い女性達を拾う行きつけバーのトイレも無理。あー。トイレ綺麗な国日本産の私の感覚がおかしいのだろうけどさ。(国際的目線で…)
で…2回目流し見。3回目拾いながらほぼ見。
主人公のはホンカでは無くてホンカ以外の全ての人物にみえてきた。
で、ホンカはホンカの周りのキュートで汚い人や、汚く無い人を掻い摘んで魅せている…
同じ敗戦国であるドイツの70年代場末をのぞかせてもらえる作品。
私が子供だった時の薄暗い渋谷や、新宿や、横浜の飲み屋街や、救世軍。靴磨き。物乞い。そんな脳裏にこびり付いている絵が不思議と映画のイメージと重なって起き抜けにみる訳わからない夢みたいに映画が湾曲してきたので…4回目はしばらく落ち着いてから観ようかな。
実話のシリアルキラーものはやり過ぎたり、嘘くさくなったり、もはや原型が無いでしょみたいな駄作もあるけど、『フリッツ・ホンカ』秀作だと思います。
綺麗じゃ無いけどね。(一応それだけ。)


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