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#子育てと妄想
今朝私がおきてキッチンに立つと既にリビングで(あつもり)をやる長女が目に入ってきた。
長い髪を垂らして吊り目の大きなひとみをくるくるさせている。
何だか子供と少女の狭間の危うさを感じた。LOLITAで書かれるニンフィトより更に前の幼女の殻を脱いだ儚い感じがする。
何故だか長女が一人旅をする妄想に駆られた…
大きいリュックサックに任天堂とタブレット…お財布筆箱…あとはガラクタを詰めて…去年行けなかった海にいくために一人電車とバスに乗るのだ。色々な人に助けられながら…お巡りさんに声をかけられて慌てて逃げたり。必ずしもトントン拍子では無い珍道中だったが、何とか電車をおりバスを乗り継ぎ…岡を登りつめた。
そこには海があるのだ。海風を受けて黒髪を靡かせ大きなひとみに映る景色を身体の隅々に流しこんで
女の子は少女の面差しを纏う。


何だか自分の娘をみていたらこんな妄想にかられた。勝手に妄想で興奮した母さん(私)は長女に詰め寄った。
「今一人で旅をするならどうしたい?」
「え。」
「え、カイトの家」
(徒歩5分の友達の家。しかも昨日一人で遊びに行っている。)
「カイトの家お泊りしてみたいの。お母さんも一緒に。」


妄想のなかで生まれた大きな瞳を輝かせた黒髪の少女は、あっさり十年前に私が産んだ小学生に戻っていた。
ああ…まだこの子は私が思っているより私が必要なのかも知れない。しっかりしてきたふりしてまだまだ沢山甘えたいのだ…。
なーんだ…。もはや身長差は20センチ弱だけど…。
少し安心感の様な嬉しさのような猫じゃらしで母性をくすぐられた。

同時に母親の私でさえこの年齢の女の子の独特な妖艶さを感じるのだからこの世の痛ましい事件は減らないのであろう…。女性ホルモンが出る少し前の綺麗さなのかもしれない。
人の性愛思考は多種多様だ。
マイノリティもマジョリティも無いと思う。
私は異性愛者で自分より歳上の方に魅力を覚える。それは子供の時から歳を重ねた今も変わりない。
あらゆる意味から弱者に対するセクハラや、関係性に関係なく同意を得られてない性行為(それに準ずる行為)は反対以外の気持ちしか無いけど…。
ふと思う。
小児性愛者のはけ口逃げ口…。小児性愛だけではなく、性行為や愛情表現をするのが犯罪に近いもしくはそのまま犯罪に繋がるケースの人々(ネクロフィリア等)の心と身体のシェルター。
メンタルドクターだけがこれらを請け負う事はとうてい無理だろう。
娘の成長に性犯罪と、異常と言われてしまう性愛の思考を繋げる事は極端なのだろうか。
そんな事無いかと。
「ネオンデーモン」この映画を久々に思い出した。
そして
「美しさは罪」パタリロのエンディングの竹内まりやさんの曲を思いだした。

もう少し真面目に娘の写真をとらなきゃ…。沢山抱きしめなきゃ。



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