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ビジネスでの稼ぎ方を知った原体験

ロンバケ社長のフジオカです。

今日は今の会社を作るよりもはるか昔。バンドマンの夢を持っていた20歳の頃に体験した

・お金の稼ぎ方を知った原体験

となる話をしてみようかと。私にとっては原体験ですがこれを読むアナタが

「お金を稼ぐという本質を知りたい」

と思ってるなら、おそらく今日の話が本質の1つになると信じてますので是非ご覧になってください。

ってことで今日の本題。


●20歳のときのビジネス原体験

いきなりですが、あなたは

・あしなが育英会

というものをご存知でしょうか。簡単に説明すると

・親を病気や災害、自殺などで失った子供たちに向けて奨学金を支援する団体

になります。私は4歳のときに父をガンで失い、とても高校や大学に進学できるようなお金がある家庭ではなかったので『あしなが育英会』に奨学金を借りて進学をしていました。

(今日は割愛しますが、二十歳のときにバンドでプロを目指したくて大学中退した大バカ野郎なんですが。。。)

そのお金で高校、大学と進学したのですが、大学進学時に奨学金を借りる条件の1つに

・毎年2回行われる”あしなが募金”の募金活動を手伝うこと

が入ってたんですね。で、大学中退した私ですがあしながの活動で出会った仲間もいたので彼らと一緒に募金活動の手伝いをしていました。

で、で20歳のある日。あしなが活動をやってる先輩から突然

「クニちゃん(私)に今回から募金活動の拠点を1つ任せるから」

と言われて、私が突然募金活動の拠点責任者にされてしまいます。
状況としては

・20歳の私:拠点責任者
・近隣の高校の生徒会やボランティア部の部員たち
 ※一部を除き、内申点を上げる為に参加してる子たちがほとんど

という構成で、大人は0人
私の頃は募金を手伝ってる大学生の数がめちゃ少なくて、高校生たちを仕切ったり募金額を多くするためのノウハウなんて誰も教えてくれません。

そんな訳も分からない状況で募金活動がスタート。

最低限の引き継ぎだけは受けたので、何もわからない私がとりあえずやったのが

・一生懸命声を張り上げて募金を呼びかける

って行為。俗に言う『背中を見せる』っていうリーダーシップのとり方ですね。実際に引き継ぎをしてくれた先輩がやってたのもこれだったので、私なりに一生懸命背中を見せる努力をして声を張り上げて

「募金にご協力お願いしまーーす!!」

って呼びかけまくってました。

・・・が、当時の私は大学中退したバンドマン。で格好こそ大人しめにしてましたが、髪型が『赤髪ロン毛』という募金活動をやってるやつとは程遠いビジュアル。

私が一生懸命声を張り上げても、そんなヤツに募金しようって人は少なかったんですね。まあ、今考えりゃ当たり前なんですが、とにかく私が声を張り上げても募金してくれる人が少ない。

そして、高校生たちも最低限の声出しをしてくれてはいたけど明らかにやる気が無い。

そんな状態で全部で4日ある募金活動のウチの1日目が終わります。

「募金が全く集まらねぇ。。。」

そんな状態で初日が終わり、私もめっちゃ落ち込み、そして「どうすればいいのか?」と相談相手もいない状態の中で自分なりに考えます。

で、当時の私の頭で悩み抜いた末に行き着いたのは

「募金を手伝ってくれる高校生たちがどうやったら楽しんでくれるか?」

という発想。

募金をしてくれる人に頑張って訴えかけるということよりも手伝ってくれてる高校生達の満足度をどうやって上げていこうか?

ビジネス的に言うとそういう考えに至ったんですね。
で、当時の私なりに考えたのが

・募金活動(メッセージを訴えて、募金を募る真面目な活動)

というものから

・ストレス発散の大声大会

にしてしまうということ。それを思いついた私は翌日。タイミングを見て手伝ってくれてる高校生たちにこう話を持ちかけます。

「普段勉強とか大変じゃろ?ストレス発散とかどうやってんの?」

そういう話題を振ってみて、彼らと会話をしつつ

「この公共の場で大声を張り上げるって凄いストレス発散になると思わん?
 せっかくだからどっちが大声出せるか勝負してみよーや」

と持ちかけます。

募金活動で伝えるメッセージ例文がいくつか用意されていたので、高校生たちに

「この例文で勝負しようや」

と言い、真面目な募金活動から『大声大会』に様変わり。
高校生たちが一人ずつ全力の大声で『募金を訴えるメッセージ』を伝えだします。

すると、面白い現象が起き出したんですね。

私達がやってるのは募金活動に見せかけた『大声大会』。
だけど、その大声大会を聞いてる待ちゆく人たちの印象はというと・・・

「この子達はなんて一生懸命に頑張っているんだろう」

というふうに映ります。すると1日目はあんなに集まらなかった募金がどんどん集まり始めるんですね。

本当に多くの方から募金していただきはじめ、募金してくださる方たちから「がんばってね」「えらいね」と言われながら募金をされる高校生たち。

すると面白いもので、高校生たちの顔色や熱意も変わってきます。最初は大声大会のつもりでやってた子たちも多くの「えらいね」「頑張ってね」「応援してるよ」という声をいただくことで『やりがい』を感じたんでしょう。

そこからはどんどん「心のこもった大声」を出す子たちが増え、声を枯らしながら一生懸命頑張る高校生も出始めて明らかに空気が変わったんですね。

こうやって2日目が終わり。3日目からは

・学校対抗の大声大会

の要素も交えて、参加してる高校生たちをけしかけて

「友達も呼んで人数増やしたほうが勝てるぞ」

みたいなことも言いつつ、本来参加予定に無かった高校生達も巻き込んで最初の3倍くらいの募金スタッフ(高校生)が集まるという想定外の事も起きつつも

・ストレス発散の大声大会からスタート
⇒ 募金活動の大声と思った人たちから応援の募金が集まる
⇒ その応援で、募金のやりがいに気づいて真剣モードに変わる高校生たち
⇒ さらなる募金が集まる


という連鎖が続き募金終了後には

・私が担当した拠点での過去最高の募金額

が集まるという成果を上げることができました。


私はこの体験を通して学んだビジネスの本質は以下。

・真面目に頑張るだけでは人はついてこない
・人を動かしたければ”楽しさ”というのがキッカケに
・『やりがい』を感じると人は本気になる
・本気で動く人たちのもとには人もお金も集まる

といったこと。

直接的な稼ぎ方ではないかもしれないけど、この原体験は今でも私のビジネスでめちゃくちゃ活きています。

ぜひ、あなたにもこの原体験が参考になれば嬉しいです。


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