■ダンサー人生[第二十九話]

あなたは、自分の中の「本当の姿」を知っていますか？そして、その本当の自分に変身する鍵を手に入れましたか？誰も知らない、本当の自分に会いたいですか？yesであれば、この話(ストーリー)をヒントに、本当の自分に会う鍵を見つけてください。■■■

　■挑戦へ■

「人生は旅路」そんな言葉をよく耳にする。「男はつらいよ」の車寅次郎さんが映画のセリフで、よく言っていたのを想い出す。　　今回の旅路は、「私のよさこい一人旅！」という、私の人生の中で、かなり影響の大きな旅だった。その分、今後の期待も大きい。しかし、私はさほど焦ったりはしていなかった。よさこい仲間が、その答えに応えてくれた。ずば抜けなくてもよい。本来は、楽しむものだったことに気づいたことが大きかった。私は北海道の地で、ずば抜けたレベルの演出や演舞、そして踊り子のよさこいに向き合う姿勢に出逢った。　　　　　　　　　　私達チームは、年齢も違えば、考えや、価値観もみんな違う。違うことが当たり前なのだ。その個々が集まり、一つのチームになり、一つの目標に向かう。そして、目標に到達したとき、共に歓喜する。それでいいのだ。私達は、これまで常に前を向いて進まなければいけないと強く思っていた。それは、何か使命感のようなもの。しかし、踊り子として、楽しいことが1番大事なのだと改めて確認できた。チームの踊り子のみんなそれぞれの気持ちを尊重して、これからも新しいことに挑戦していこうと想った。

◆本当の自分に会うポイント◆　　　　　　①　楽しいことが、幸せなこと。

②　みんなそれぞれの価値観の中で暮らしている。それが人生の歩み。

第三十話に続く