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HANDY MONSTERS 映像化企画書 なぜ今作るべきなのか

 今回は、以前紹介したHANDY MONSTERSの、映像化企画についてまとめた。

 まずは、こちらの企画書を読んでいただきたい。
 かなりの長文だが、このぐらい僕は本気なんだというのを読み取ってほしい。

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 簡潔に言えば、この作品は、基本的に子供向け作品として制作したいと考えている。
 少子化時代になぜ子供向けにするのか。それは、あえて子供向けという枠を守ることで、この世界に今、何が必要なのかを語ることができるからだ。

 この物語に登場する子供たちと彼らを助けるために現れるはんもんたち、彼らが目指すのは、誰もが明るく楽しく過ごし、今より一歩先へと進もうとする未来だ。決して一部の大人たちが考えている、自分だけが得をしようとポジション取りばかりに明け暮れる、自己中で破滅的な未来ではない。
 しかし現実は、こんなことをつらつらと語る僕ですら、目の前の欲望に駆られて痛い目をみるぐらい、誰しもが意地汚い心を持ち合わせている。だからこそ、まずは今の子供たちに、「人と話し、何かを分かちあうことは、こんなにも素晴らしいことなんだ」ということを学び、誰かのために行動することがいいことだと考えられる大人にしたいという気持ちを込めた。
 そんな物語を描くことで、最終的にこの作品を「セサミストリート」のような、世界の子供たちに貢献できるものにしたいと考えている。

 だから僕は、あらすじにおいて、「電子機器の擬獣化」という設定を、「電波に乗って現れる知的生命体」に変えた。
 僕は彼らはんもんたちを、「手に持てるモンスター」から、「輝く未来を掴みとるモンスター」にすることで、新たな未来を切り開こうとするはんもんと子供たちのドラマを描き、HANDY MONSTERSという、一介のpixivの企画を、世界の明日を良くすることができる、世界最高のコンテンツにしていきたいのだ。

 「こんな小っ恥ずかしいこと、本気で思ってるの?」と聞かれるだろうが、このぐらいの目標を大っぴらに掲げることができなければ、誰かを感動させる作品を作ることなど、永久にできないだろう。
 だから僕は、小っ恥ずかしくても、心の奥底では信じていなくても、先導者として、高らかに叫ぶ必要があるのだ。

 この志に賛同してくれる人、特にはんもんユーザーがいることを、僕は信じている。

 次の記事では、僕が考えうる限りの、具体的な方法について説明していこう。(続く)

 

 

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