Vol.1三流動画ディレクターが‥一流コンテンツに感銘！ながら作業中に見るにはオススメ！超優良コンテンツ「渡部ロケハン」を考察

テレビ番組のVTRを作る事が多いが・・・すっかりテレビ番組以外の動画を見る事が多くなってしまった・・・

youtubeを前はほとんど見てなかったが・・・
今は毎日のように何かしら見ている

最近、見始めたのが「渡部ロケハン」
とにかく見てられる！・・・なんでなのか・・・ちょっと考察してみた

設定が秀逸。

「アンジャッシュの渡部さんが、地上波のグルメ番組に出ることを夢見て
　ロケハンする番組」

この修行・下積み・ドサ回り的な設定のおかげで見るひとの目線のハードルがだいぶ下がり・・・多少のミスを許すゆるい空気感が生まれている

オープニングのスタッフ陣との愛ある渡部さんイジリも見所で。。。
テレビ番組ではありえないオープニングの長さ・・・せいぜい１分とかの尺しかテレビ番組では許されず・・・あまりに長いと試写の段階でプロデューサーや総合演出から「早く本編に入りたい」と言われるが・・・・

渡部ロケハンは「堂々」と５分近くやっている！
M-1グランプリならひとネタ終わっている尺だ・・

Vを見ると改めて気づくのは、渡部さんの秀逸なタレント性

街の人に名店を聞き込む時も、全く嫌味がない
スキャンダルによって、自虐的なキャラがすっかり板につき・・・
やりとりが見てられる

ただ真骨頂は、料理人との会話
五反野のピザ店での取材は、ご主人が名門野球部出身と知ると
「名門校の野球部出身は名料理人になる」と・・・
冷静に考えると「どういうこと？」となるキャッチをつけて、
料理人を紹介しだすが・・・

ただ、これが聞ける！高校時代厳しい練習をやってきた人だから
料理にも妥協を許さない感が一気に出る

数々の芸人さんアイドル・アナウンサー・俳優さんと飲食店に行ったが
こいういう切り口のワードはなかなか出てこなかった

ピザを作る時も、秀逸な一言を添え　料理人の技を際立たさせる
「僕もやった事があるけど生地を伸ばすのは難しい」
素人にはわからないが、渡部さんが言うと、生地を伸ばすのは大変なんだと
妙な納得感が生まれ、職人が生地を伸ばすシーンも素人的には何がすごいかよくわからないが、とにかくすごい技を使ってやっているんだなという気持ちで見てられる・・・

コメント含め　わずか１５秒足らずのシーンで、料理人の凄さを際立たせている

テレビ番組なら　このコメントをロケ現場で説得力を持たせたまま
「さらっと言える」タレントもそうそういないので　ナレーションで
引きとり、ナレーションとテロップで処理するしかないので、
衝撃的な場面だ

そして、もちろん食レポも渡部流でしっかりと美味しそうと伝わる！

笑いあり、料理情報ありで　だらっと見てられる「渡部ロケハン」末長く続いて欲しい