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ルックバックに思うこと。(ネタバレ無し)
話題のアニメ映画「ルックバック」を観に行った。
細かい感想はもっと詳しくて良い他の人の記事があるので、そちらをみて欲しい。これは俺の主観をメインにした記事だ。
原作を読んだことが有る。登場人物の名前が藤野で、俺と同じ名前で、読み切りで、話題になっていたから読んだ。原作の感想は一言で言い表せれなかった。俺にとっては、勧善懲悪の物語みたいなハッキリと善悪が判別しにくかった。原作者の藤本タツキ先生も整理出来ない思いを作品にしたというようなことを書いていた。
アニメ映画は漫画ではよく分からなかった流れが分かりやすくて、ルックバックの流れがよく理解出来た。キャラクターに命が吹き込まれた感じもして生き生きとしていた。
さて、モチーフとなった「京都アニメーション放火殺人事件」だが、才能有る人たちが36人死亡の凶悪な事件だ。容疑者は「作品をパクられた」という様な供述をしたそうだ。
正直言って俺と同じ様な病気だと思った。クリエイターまがいの容疑者というのも有り、俺がこうなっていた未来も無くは無い気がして、それを扱ったルックバックは犯人を悪いと俺は言い切れ無かった。
現実の容疑者は完全に悪い。それは間違いない。でもルックバックの犯人は少し感情移入してしまった。
原作は、不謹慎だとして何度も修正されたと聞く。クリエイターが辿り着きうる未来の一つな気がして恐ろしくなった。
原作者の藤本タツキ先生は、それも踏まえて描き続けるという終わりを描いたのだと思う。
俺は幼い頃から技術は無いし、努力をしてきたわけでも無い。でも描き続けるという心に見習って、文書を書いていこうと思う。
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