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出向・副業経験が昇進要件に


三井住友海上のニュース。
少し先の改定だが、現状管理職の外部経験(転職含む)は2割だが、2025年度には3割。2030年度には全員を昇格要件とし、公的機関の開拓含めた出向先の開拓なども会社として支援するとのことだ。

新しい取組みには腰が重い、金融機関が行うことによる全体へのインパクトにも注目だ。

外部に出ることで、自社文化が特殊であったということや、逆に良さを知る機会でもある。

一方、必須という点は極端な印象も受けたが強い経営としての意思の表れだと感じた。

さて、この記事では外部経験を積むことにより、新たな発想を生み出し、新規事業創出を目論む記事が出ている。

これを狙うのであれば、全員というよりはそうした素養のある方(新しもの好き・規定の枠に縛られないことがしたい・批判を気にせず前に進めることができる)を選抜して徹底的に経験を積ませる方がいいようにも感じる。

既存事業の拡大と新規事業の創出、グロースは異なる素養が必要で、既存事業だと全体のバランス能力や管理能力。枠内の事象についてトコトン突き詰める(知の深化)が必要だが、新規事業となると、答えがない中進む勇気や批判に対抗する力。楽観性、柔軟な発想などが求められる。
※また私の経験上、我が道を行く。失礼を承知でいうと協調性に欠けるタイプが多い

これは別競技として、会社全体のポートフォリオとして管理し、既存人材と新規人材をそれぞれの育成プランに当てはめることが必要ではないかと感じる。

話を戻すがとはいえ、取り組みとしては面白いし、追随する企業がドンドン増えて欲しい施策でもある。

どのような変化が起こるのか感心しきりだ。

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