見出し画像

吉野家ブック 肉盛りのこだわり

書店で本を物色していると、「吉野家ブック」なる本が出ていて、即購入した。

吉野家はアルバイトを3年以上アルバイトしていたこともあり、思い入れも強いし今でも大好きなお店だ。

学生時代には東京へ旅行した際に年間来場者が1番多い、有楽町の店舗にわざわざ行って牛丼を食べたが、有楽町の店舗が特集されているところもマニアの気持ちを揺さぶる本になっている。

この本の中で肉盛りグランドチャンピオンについてもインタビューがあった。

学生時代にはアルバイト向け大会もあって、相当に練習をした記憶が蘇る。

マニアックな話だが、肉の盛り方にも縦盛りと横抜きがあり、最初は縦盛りで盛るが慣れてきたら横抜きを目指すのだが、これが難しい。

丼の上に肉を持ってきてお玉を振り抜いて飯の上に肉を盛る技術だが、肉が吹っ飛んだり、手に肉がかかったりしながら練習したので、恐らく今でも盛れるとは思う。

はっきり言えば、お客様にはそこまでこだわっていることは分からないと思うし、ビジネスが分かる様になって見てみると、あえて言うと非常に非効率な取組でもあると思う。

ビジネスマンというよりは職人の集まりが吉野家だ。失礼な物言いとすると不器用な人が多いと思う。

ただ、そうしたこだわりが私は大好きだし、こうして本になったり、吉野家のファンが多いのはこの紳士に牛丼に向き合う姿勢だとも思っているので、今後も独自路線を突き進んで欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?