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さびれていた福山駅前が変わりだす!?(福山はしご酒アテンド12月の様子)

私の地元広島県の東部に位置する福山市は、日本鋼管を誘致し一気に人口が増えた企業城下町。合併に次ぐ合併で面積や人口は広がるものの、典型的な郊外化が進む地方都市で、それと同時に駅前の賑わいも時代とともに百貨店や商店が相次いでなくなり、若者や人が集まるエリアから様変わりしているように感じてました。

今回はしご酒した駅前の伏見町エリアももともとは再開発予定地でしたが、景況感の影響を受け民間企業が撤退し、残ったビルや跡地は少し廃墟のような雰囲気もあり、人が寄り付かない場所になりつつありました・・
ですがここ2-3年でシャッター街だったエリアに出店が相次ぎ、少しずつ賑わいが生まれ、変わりつつあります。そのきっかけは、エリアが市の重点施策となり、民間企業や福山で活動をする人々が駅前にも目を向けるようになったことです。

そのきっかけにもなった「リノベーションスクール福山」
僕も2年前に地元福山との関わりや人との関係をつくりたいと第一回に参加。
駅前から天満屋(福山で有名な百貨店)までの100メートルの道のりをなんども通ってましたが、一歩入った伏見町エリアには今まで全く気になることもありませんでした。リノベーションスクールを通じて街のこと、エリアの未来のことに目を向け考えるようになりました。

スクール自体は、久々に徹夜しながら追い込まれるしんどさもありましたが、事業を作り出そうという学びや何よりそこに参加された福山で活動している人たちと知り合え、こんなに面白い人たちが福山にいるのか!と、わかったことは何よりも大きかったです。

そんなスクールの対象物件にも、今ではいろんなお店が出店していて、最初はまちにコミットしていたプレイヤーや事業者のお店の展開でしたが、今ではそのお店たちが旗印となり大衆的なお店からついにはタピオカ専門店まで!(笑)できてきてます。

年明けには「Little Setouchi」の谷田さんが、チャレンジショップやシェアアトリエもスタートされるようで、さびれて寄り付かない駅前から、面白いことが始まるシンボルエリアになりつつあるように感じます。

今回は駅前エリアを「鞆の浦」からの帰り際、友人たちをはしご酒しながらご案内をしましたので、はしご酒の様子を少しご紹介。
まずは商店街のアーケードをワイヤーにしてデザインされ、各お店の軒先に育てる緑のコンセプトを作った建築家前田さんが手がけられた「本通り商店街」の町歩きから緩やかにスタート。

1軒目は歩きながら飲み始めとして、歴史あるビルを改装し食のテナントスペース空間で、クラフトビールの試飲ができそのままテイクアウトできる小畑さんのお店「THE BEER」さんへ。ビール片手に街を巡ります。

2軒目は、コミュニティ居酒屋を営む倉田さんのお店、暮らしの台所「あがりこぐち」へと。稲妻ハイボールがうまい!(電気ブランハイボール)

後藤さん、古谷さんとはここでお別れ。ここからは坂田くんをはしご酒アテンド。福山といえばを下手に攻めるコースとして、「ねぎ坊'Z」さんで、広島焼きや牡蠣の鉄板を食す。この満足そうな笑顔・・

4軒目は京丹後でアートディレクターを務める友人が年末帰省していたので合流。工芸に関わるみなさんと、「AREA INN FUSHIMICHO」でバータイム。
ここはコワーキングスペースもありカフェもあり、打ち合わせや仕事に最適なスペースでよく利用します。あとまちやどのコンセプトでゲストハウスもされており、都市と福山の人の交差点みたいな場所になっていくのではと。

最後(5軒目)はすでにお腹はいっぱいですが、追い込みとして尾道ラーメンでもと「中華そばそのだ」へと。ここではシャリキンバイスサワーもオススメです。いつもこの店では一品ばかり食べるのでラーメンは初めて食べたかもしれない。

そのあと、坂田くんを宿へ「セトウチノット」に送り届け家路へ。
坂田くんはまた夜の街に外出してました。

伏見町やその近隣エリアのはしご酒は、お店も増えて福山で知らない人はいない?Winkで特集されるほどになりました。オススメの店たくさんあります!

まちへの導線は2-3店舗目印になるようなお店ができれば、また増えてくる良き循環が生まれるものだなと福山の伏見町エリアを見て改めて感じました。

お店は飲食店が多いのでここから2-3年お店が続くかどうかが、次のこのエリアの課題にも展開になるのでしょうか。

福山は新幹線もとまる駅ですが、数年前よく友人や先輩に、福山駅で降りてもシャッターが閉まってるしお店がない(多分わかりにくいのも含めて)とよく言われてました。

今、そんな福山の駅前が変わりつつあるので、旅行や仕事などで福山にお立ち寄りの際は、ぜひ伏見町エリアで一杯二杯とひっかけにきてみてください。

今後「福山はしご酒」でのアテンドを通じて、街を知り・人と出会い、福山の街の変化を応援していける人を増やしていけるようにと。