不動産会社が考えるこれからとは

前回の記事でも書いた通り、建築資材の高騰で、これからも不動産価格は上昇する懸念材料が揃っています。

我々不動産業界でも大きな影響を受けていきます。

不動産業界というのは、不況になれば不動産業界は儲かると言われていますが、果たしてインフレが進むと儲かるのか?

建売をメインとしている不動産会社さんでは仕入れる土地の値段が上昇し、建築コストも上昇。新築で購入される方の負担も上昇が予想されます。
そのため、今後新築物件を購入される方の減少幅はどれくらいになるのか?

需要と供給のバランスがどうなるのか?

これは個人的にも気になるポイントです。

しかし、仲介をメインとしている不動産会社では不動産価格が上昇すると取引価格が上昇することとなるため、仲介手数料が増えていきます。
なので、仲介業をメインとしている会社さんは逆に追い風になりそうです。

賃貸物件はどうなるのか?

簡単に比較するならば、月々の賃料と月々の住宅ローンの返済額です。
この比率で今は金利が安いので住宅を買って住宅ローンを支払う方が安いと感じる方も多くいらっしゃるかと思いますので、購入を選択される方も多いかもしれませんが、金利が上がるもしくは、購入価格が上がることで、月々の返済額が賃料よりも上回ると賃貸へ流れる可能性もあります。

ただ、この1,2年はまだ上昇する懸念もあるため、高くなる前に購入をしようという動きも考えられます。

我々不動産会社の立場としても、予想はするけども、果たして正しい答えをできているかそれはわかりません。

あくまでも様々な情報からご自身でご決断いただかなければならないは心苦しくもあります。

一方、弊社では自社でも不動産の買取再販を行っているので、自社目線での話をすると、我々の仕入れ元となる情報源は、同業者である不動産仲介をメインとされている会社さんよりご紹介を頂くか、不動産会社が見れるレインズというサイトから物件を探して問合せをしてみたり。

5年程前までは、レインズからも物件を選んで購入する機会がありましたが、現在は他社も同じような動きをされるようになったため、思うように買取が出来なくなっています。

買うためには今まで以上に高い金額を提示しないと買えなくなっています。

そのため、無理して高く購入することで、販売価格が上昇します。
リフォームをするため、高くなるのは市場も受け入れてくれますが、それで売却できたと喜んでいるのもつかの間、一般の方々の販売価格もそれにつられて高く設定されるようになります。

こうなるとイタチごっこですよね。

自分たちで高く買って、高く売り出し、高く売れた事例を作ることで、一般価格の底上げをしている。

この大きな要因は、以前は成約事例や路線価など第三者でも客観的に判断できる材料で査定をしていましたが、ここ近年コロナ禍前の大阪においては、インバウンドの影響で地価も一気に上昇し、過去の成約事例等では判断できなくなってしまったことが考えられます。

そのため、高く売れるならばと以前よりも高い金額設定で販売をかけるケースが増えてきていると私個人的には感じています。

そのため、影響を受けやすいですが、市場ほどの影響を受けない

不動産競売

こちらでの仕入れが今後熱くなりそうな予感がします。

私自身も不動産競売を活用して今後は仕入れも検討しています。

現在は、不動産投資を中心とした物件情報をご提供していますが、今後の不動産市場の動きを見るために実需用の不動産競売物件の考察も増やしていこうかと考えております。

今後もより良い情報提供に努めてまいりますので引き続きよろしくお願い申し上げます。


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※注意しましょう!
現在、入札する添付書類が増えています。
「陳述書」です。
せっかく調査して、振込して、提出する入札書です。
くれぐれも書き間違い、書き損じ、書き忘れなどがないように注意してください。
これから入札検討される方は、「陳述書」の添付気を付けて下さいね。

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※筆者の紹介

前職の会社で約2年半で競売物件60件程度の落札、占有者交渉、リフォームプランニング、売却を手掛ける。

現在は、自身でも入札をしています。
個人的に入札するのは、表面利回り20%以上の見込みがる物件のみです。
なので、ビギナー向けではありません。
これから不動産投資を始めたい、競売で購入したいとお考えの方はビギナー向けの物件から始められるのがよいでしょう。

個人的には1R,1Kタイプがお勧めです。収入は低くなりますが、マンション全体の管理を管理会社がしてくれるので、御自身の負担は少ないです。

勤め先の会社では強制執行をしなくても良いように占有者との交渉で対話を重ねる。結果、自身担当での強制執行は0件。現地調査、裁判所記録閲覧、3点資料の読み込みにより写真から占有者の性格等を読み込み、入札する、しないなどを選別する。反社会的勢力の所有が疑わしい物件を写真から判断。そして現地管理人へのヒアリングで確認すると的中するように至る。

やり方がわかれば簡単です。何か難しそうであったり、落札後のリスクが読めないため入札を躊躇される方も多くいらっしゃると思います。ですが、しっかりと注意点を抑えていけば何も難しくもなく参加できるので、安く買いたいとお考えの方は一度競売を考えてみてはいかがでしょう?

現在下記のホームページでも競売投資のお話も書いています。

併せて読んで頂けたら幸いです。


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