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トランスジェンダーの日

今日、4月4日は「トランスジェンダーの日」らしいです。
桃の節句(3月3日)と端午の節句(5月5日)の間ということで、「オカマの日」なんて言われていたこともあるようですが、1996年に「TSとTGを支える人々の会」が「トランスジェンダーの日」と制定したようです。

ただ、現在ではこの日、廃止されてしまっているようなんですよね。
「オカマの日」とされていたところに制定したことで間違った認識を与えるのではないか、などの議論があったようですが、詳細なところまでは調べることができませんでした。

そもそも、こういった記念日に何の意味があるのだろうか、と元も子もない考えを巡らせてしまうところもありますが、まだまだジェンダーやセクシュアリティに関する偏見や差別はありますから、ひとつのきっかけとして「記念日」を制定する、というのは悪くないのかなぁ。と。
本来であればこういった日に合わせてイベントなんか企画できたらいいんでしょうけども、今年はそういうわけにもいかず。残念です。

で、きっかけのひとつとするのならば「トランスジェンダーの日」じゃなくて「LGBTの日」とか「レインボーフラッグの日」とかにしてもらった方が、広く認知してもらうきっかけとしてはよかったんじゃないのかなーとも思います。

もしくは「女の子の節句」と「男の子の節句」の間、というのなら、ぼくのような「どっちでもない人の節句」というのがより理にかなっている感じがするのでいっそのこと「バイジェンダーの日」としてもらってもいいんですが、これは強引がすぎるのでやはり「LGBTの日」を推奨したいですね。

ぼくは一応、アーティストの端くれでもあるので、ジェンダーとかセクシュアリティとか関係なく、美しいものを愛でていたいと思っています。あと年齢とかも、あまり気にしたくない。
先入観や偏見をできるだけなくして、「カッコいい!」「素敵!」と思ったもので自分の周りが溢れていくといいなぁ。と思っております。

あ、今回のトップ画像はぼくのライブ写真から1枚ピックアップしました。このころは地毛が胸くらいまであるロングヘアで、ライブの時だけ金髪のウィッグを被って「男装」していました。しかも男装する人って比較的落ち着いた色味(モノトーンとか)の服を選ぶ人が多い印象があったので、できるだけ派手なやつ。と思って探したのが、この写真で着ている赤いスカジャンでした。今はあまり着なくなった衣装ですが、普段使いもあまりできなくて実はちょっと困ってます(笑)。

ちょっと話が逸れましたけども、とりあえず、性別とか気にしないで好きな服を着たり、好きな人と堂々と街を歩いたりできるように。
そういう社会ができていくといいな。と、月並みながら思う、春の日でございました。

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