LGBT見習いの研修日誌 #8

今日はちょっと、番外編的な。昔のぼくの記憶。

20代の頃。ていうか、大学生のころかな。友人(♀)と一緒にごはんでも行きましょうということになって、待ち合わせをして、お店へ向かったんです。

そのときはたしか秋口で、ぼくはジャケットにパンツスタイルだったと記憶しています。あと、当時もショートカットだったはず。

お店へ向かう途中で、フリーペーパーか何かを配ってる女性に遭遇しました。当然その方はぼくらにも渡そうとしていました。

ああいう方々っていろんなタイプがいて、その方は「併走型」。相手が受け取ってくれるまで付いてくるタイプの人、いるでしょ?あれです。気持ちはわかりますが、やや鬱陶しいですね。

友人もぼくと同じように思っていたのか、極力無視してお店へ向かおうとしていたのですが、そこで衝撃のひとこと。

「彼氏とふたりで1部でいいのでもらってください~」

・・・・・・・・・・・・・

えーと

「彼氏」って、ぼくのことかな?

奇妙な間が流れたあと、その方はぼくが「女性」だということに気づいてくれたようで、猛烈に謝罪され「併走」も解除されました。

その後、ぼくと友人は声を出して笑いましたとさ。


20代の頃までは、こんなエピソードがたくさんあるので、ちょいちょい話していきましょうか。

こんな話を笑ってできるのも、今だからこその特権かもしれないので。ね。

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