中小企業診断士二次試験合格への軌跡 第一段

エフモンです。

2019年 中小企業診断士二次試験に合格しました。私自身は、天才でもなんでもありません。ですので、二次試験は二回(2018/2019)受けておりますし、それ相応の時間を投資してきました。ただ、投資した時間に対して明確なリターンを得られるように慎重に物事を判断してきたと考えていますし、一定程度は皆さまにも還元できることだと自負がありますので、この記事を読んでいただける方にその価値を還元したいと考えています。

とはいいつつも、あくまで私がたどった一つの軌跡であり、統計的なデータを取れている訳でもありませんので、そこはご容赦ください。

【二次試験戦略① 予備校選び】
私自身、2回の二次試験を受験しておりますが、1回目は大手予備校(TAC)で通学受講をしておりました。1回目の二次試験に失敗した際、2回目の試験に向けた学習の選択肢として、①独学②TAC継続③その他予備校の検討 という三つがありました。以下の思考プロセスを経た上で決定しました。

①独学について
この可能性はすぐさま消しました。独学でも合格できる可能性はあるとは思いましたが(ふぞろいの存在や過去問研究でいけるかもしれないと思ったからです。)、1年という長い時間をモチベーションを維持した上で、継続的に勉強することは難しいと思ったからです。
②TAC継続
これは若干迷いました。TACの場合、空き教室を自習室として利用できるという利点があったため、自習が多くなるであろう二次試験の勉強において捨てきれない観点だと思いました。ただ、1年目で感じた「何をすればいいかわからない」感覚が、ぬぐえなかったため、TACでの継続受講はやめました。
二次試験は正式解答が協会から示されない試験であるため、各予備校が出している解答を信じ、ある意味宗教的に入信していくしかありません。教祖が言っていることが腹に落ちないと、自信をもって回答を書けません。
その点、TAC教の解答は、何をエビデンスとして解答しているのかが不明確であり、かつTAC本部が作った解答を、担当の講師があまり説明しないなど演習の作り手と教え手が異なるという大手予備校の構造的な問題もあったため、毎回の演習では腹に落ちていない状態でした。さらに、この腹おちしていない解答に対して、どうアプローチしてここまで書けるようになるのかのプロセスも不明確で、「明確なベクトルと明確な努力で勝ちたい」と思っていた私にとって、安心して身をゆだねられる予備校ではないと判断しました。

③他予備校の検討
TACしか知らない状態でしたので、いくつか検討しました。
まず、はじめにディスカッション形式をとる予備校は削りました。1年目でも思っていたことでしたが、この中小企業診断士の二次試験において、「勉強会」なるものを実施する風潮がありますが、完全に間違っていると思っていました。受験生が明確なベクトルを持っていないから、受験予備校に来ているのに、どこの馬の骨だかわからない人間とディスカッションして、価値があるはずがないと。逆に自身の適当な発言が、他人を地獄に巻き込んでしまう可能性すらあります。ましてや、予備校がそれを主導するとなると、それは講義を放棄しているに等しいと思います。このリスクは回避すべきだと判断しました。
ここで、MMCとEBAという予備校が残りました。MMCは金型を推していて、いわゆる回答の骨子があらかじめ決まっていて、そのとおりに編集していくというものでした。MMCの授業に出てみたところ、講師の言っていることがわかりませんでした。私の理解力のなさなのか、説明が下手なのかわかりませんが、一切腹落ちする論理的な説明がなされているとは思えず、切りました。これにより、EBAに行くことを決意しました。

EBAで行けるだろうと判断した理由については、次回、記載したいと思います。

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