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未来をつくろう

Sci-Fiプロトタイピング、私が創業以来続けてきた創造のプロセスだ。未来を想像し、物語を紡ぎ、バックキャストして試作機を開発する。

『SFに出てくるような未来を見てみたい。』

少年時代に思ったことが、私のその後の人生に繋がっている。

そのきっかけは、すべて両親が与えてくれた。買ってもらった子供雑誌にあった未来の予想図であり、世界の名作集に入っていたジュール・ヴェルヌの『海底二万海里』だった。

子供の頃に受けた刺激は未来を創る。

だから、私は創業以来、小学、中学、高校、高専、大学まで、教育関係の依頼を断ったことがない。クラスの子供たちに見学させたい、子供たちに話してほしい、いろいろな依頼があるが、すべて受けている。もちろん、依頼のままで受けられないものもあるので、別の形を提案したりもしているが、何かしらの形で実現するようにしている。私がSFに出てくる世界を少しでも早く見るためには、物語をどこかで一緒に紡いでくれる仲間がたくさんいた方が早いと思っているという自己中な考え方があることは内緒だ。

年明け早々に関東の中学校から6月の関西への研修旅行で子供たちにパワードウェア開発の話をしてほしいと依頼があった。もちろん、二つ返事で依頼を受けた。300人もの子供たちに体験してもらうことも考えていた。
「残念なのですが、新型コロナウィルスの影響で研修旅行を中止することになった。」

先週の学校から電話があり、中止が決まった。

今、子供たちは、新学期を始められずにいる。一部の学校ではオンライン授業が始まり、システムが準備できないところは何もできないという不公平な状況もできている。

みんなで、知恵を絞ろう。

そして、すぐに行動に移そう。

考えられる時間は少ないが、

子供たちに最善の選択を採れる社会になれたらいいね。

来年の子供の日は、自由に過ごせる日でありますように。



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