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あたりまえ、ではなく、ありがとう

一週間、あっという間でしたね。

仕事が一部延期になって少し元気をなくしていたのですが、すぐに気持ちを切り替えて過ごすことができた週になりました。

延期になった日については、別途、他の研修の準備に費やす時間ができて有難いと感じました。どのようなことでもそうですが、感謝の気持ちをもって取り組める幸せをかみしめています。

最近、アドラー心理学で有名な岸見一郎先生の本を読んでおります。

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リーダーの方々に求められる姿勢がいっぱい詰まった良書です。「嫌われる勇気」を読んだ時を思い出し、自らを勇気づけながら読んでいます。

たとえば、仕事の場面で、部下に対して締め切りに間に合わせるのが当然、あたりまえと感じていて、締め切りに間に合わないと「なんでできないんだ!」と叱りつけてしまう。なおかつ、締め切りに間に合わせたとしても、資料の質が悪くて叱りつけてしまう。これではやる気をなくしちゃいますよね。

本のなかには「ありのままを認める」とあります。「ありがとう」という感謝の気持ちをもつことが必要なのです。

書籍の中には以下のような記載があります。

締切を設定したからといって、それに間に合うように部下が仕上げてくれるというのは、当たり前のことではありません。それを当たり前だと思ってしまうと、「ありがとう」という言葉かけもできなくなります。間に合ったときに「ありがとう」をいうことを忘れてはいけません。

上述した話のように、「締め切りに間に合わせて当たり前」という思いがどこかにあると、感謝の言葉は出てこないですよね。ありがとうの言葉が出てこなければ、きっとしかめ面になって部下を叱りつけたり、そこまではしなくても、部下とコミュニケーションをとらずに無口や無表情で仕事するような状況になるでしょう。こうした雰囲気を悪くしてしまう条件がそろってしまうと、言葉がきつくなってしまい、パワハラが発生するリスクが高まってしまいます。

「そんなの当然!あたりまえ!」という思いでいるのではなく、もっと様々な事柄に目を向けて、頭を働かせて、ありがとうという感謝の気持ちをもって取り組まなければならないということです。「間に合わせてくれてありがとう」「いつもやってくれるので助かる」という感情があれば、気持ちが穏やかになってきますし、様々な幸せがもたらされるのではないかと思います。

時折気持ちが動揺するようなことがあり、「ありがとう」という気持ちを忘れかけてしまうことがあります。そうならないようにするためにも、視野を広げて物事を見つめ、自身の気持ちと対話しながら、感謝の気持ちで接していく人間に成長していきます。

あたりまえ、ではなく、ありがとう。

ちょっと考え方、見方を変えれば出てきますね。

いつもnote読んでくださって、ありがとうございます。

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